王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

神農様

たけのこをもらったら、アク抜きをする。
皮のままのたけのこの先端を斜めに切り落とし、皮だけ切るイメージで縦に1箇所包丁を入れる。鍋に米ぬかと唐辛子と一緒に入れて、更に水をひたひたになるまで入れ、中火にかける。沸騰したら火を弱めて1~2時間茹で、冷めるまで放置する。
まあ、レシピサイトのやり方をそのまま実践してるだけなんですけどね。この方法で失敗知らず。ちなみに米ぬかはお茶パックに入れてから鍋に入れると排水口が詰まりませんよ。
 
しかし、「たけのこのアクを抜くときは米ぬかを一緒に入れる」なんて誰が考えついたんだろう。 普通思いつく?だって米ぬかだよ。
「塩を入れよう」「何か他の食材と一緒に煮てみよう」とかだったらわかるけど、米ぬかて。どれだけトライアンドエラーを繰り返したら米ぬかにたどり着くんだろう。数百数千の実験の結果じゃないのかな。
 
もう、そういう神様が知恵を授けてくれたのだとしか思えない。
古代中国の伝承に「神農大帝」という神様がいる。きっとそれだろう。人間に農業や薬草を授けたという神様だ。
神農様が「たけのこを美味しく食べたい時には米ぬかと煮るんぢゃよ」とか言って正解を教えてくれたんだ。きっとそうだ。聞いた人間たち、「え~~正解それ~~!?それは普通にしてたら思いつかないわ~~」ってなったに違いない。

渋柿の渋抜きの方法も、きっと神農様が「柿のヘタに焼酎をつけて樽に入れてしばらく置いておくんぢゃよ」って教えてくれたんだ。
「ええ~~それだけ~~?ほんとに~~?」って思うよね。これがほんとに甘くなるんだから凄いよね。
 
先人の知恵は凄いねってよく言うけど、先人がどうやってその知恵にたどり着いたのか、詳しく知りたいです。
 
今日は神農様……じゃなくてレシピサイト投稿者に教わった方法でアク抜きしたたけのこを、チャーハンにしました。
シャキシャキコリコリ美味しい。

庭で採れたあさつきも一緒に。
おお、なんだか意識高い人みたいだ。