学校給食。
素晴らしいシステムである。
学校に通う子どもたちは、毎日毎日、安くて栄養バランスの整った昼食を摂ることができる。
美味しいかどうか、量が足りているかどうかはお住まいの自治体次第だが、栄養士さんが監修した昼食を摂れるのは全国共通である。と思いたい。
我が自治体の給食は、わりといい方なのではないかなーと思う。子どもたち、おかわりできるって言ってたし、当たりのメニューもあるみたいだし。
小学校の給食献立表には、「月のめあて」が書いてあり、食育に力を入れているのがわかる。
たとえば今月のめあては「暑さに負けない」。
「2日 暑さに負けない ガーリック」つってガーリックトーストなんて出てくるのが凄いね。今の子どもたち、随分ハイカラなもの食べてるね。私がガーリックトーストを初めて食べたの、大人になって居酒屋やバーで外食するようになってからだよ。ていうか、給食でにんにくなんて使うんだね。びっくりした。
「9日 暑さに負けない しる物」。うん。暑いからつって冷たいものばかり摂ってると内臓機能が弱って良くないからね。温かい汁物を食べるのはいいよね。よく考えてある。
他にはどんな「暑さに負けない」があるのかな?
「10日 暑さに負けない 食事」。
食事ぇぇぇ~~~!?www
なにこれ。こないだまでガーリックとか汁物とか具体的だったじゃん。ここに来て急に「食事」。漠然としてい過ぎやしないかい。
確かに、食事をきっちり摂れていれば暑さに負けにくくはなるだろうよ。でも「暑さに負けない 食事」って言い切られると、何だろうね、このモヤモヤ感。
この日の献立の「暑さに負けない要素」を知りたいのに「暑さに負けない要素どれ?」ってなるじゃん。ハンバーグなの?おろしなの?たまねぎなの?みそしるなの?ってなるじゃん。チームの総合力なの?決め手に欠けるチームだけど総合力で勝負なの?
気を取り直そう。
「12日 暑さに負けない 夏野菜」。そうそう、こういうのだよ。
夏野菜は体を冷やすというけれどカレーでトレードオフだし、ビタミンは体にいいので、「暑さに負けない」の説明にはなっている。
「暑さに負けない」の前に、「16日 フランスの料理 ラタトゥイユ」。
そうそう。この学校の給食は、世界の料理とか、日本の各地域(沖縄や北海道や地元・福島など)の料理とか、いろんな試みを取り入れています。食育への意識が高い。
そして「17日 暑さに負けない レバー」。
ビタミンAかな?うなぎの方が良くない?と思うのは、私がレバー苦手民だからである。本当にレバーだけはダメだ。本当にレバーだけはダメだ。本当にダメなので2回言いました。あとウニもダメだ。
息子もレバーダメ人間なので、この日はどうなることだろう。
レバーの次の日は……
「18日 暑さに負けない 夏休みの食事」。
夏休みの食事ぇぇぇ~~~!?
「暑さに負けない 食事」で十分笑ったのに、畳みかけてきやがった。もはや考える気ないだろ。
夏休みは20日からである。なのに、18日の献立のめあてに「暑さに負けない 夏休みの食事」がある。
しかもこの日の給食には、暑さに負けない要素はみじんも感じられない。
もしやネタ切れですか?
それとも、暑さに負けない夏休みの食事を各ご家庭で与えて下さいっていうプレッシャーですか?
こんな「めあて」の部分を読んでる保護者なんて、私を含めてごく一部だろうにね。しかも私なんか普段真面目に読んでないのに、こうして面白いときにネタにするだけ。
それをわかっていても、栄養士さんをはじめ、給食献立表を作ってくれてる方は、毎月毎月、子どもたちのことを考えて、真摯にやって下さっているのです。
一生懸命子どもたちの体のことを思って献立を考えて下さる栄養士さん、実際に給食を調理して下さる調理員さんには頭が上がりませんよ。
本当にありがたいシステムです。学校給食。
夏休みの学童のお弁当作りがもう既に憂鬱だぁぁぁぁぁあああああ~~~~~!!!!!!!
へるぷみいいいいぃぃぃぃ~~~~!!!!!!