王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

給食のめあて

学校給食。

素晴らしいシステムである。
学校に通う子どもたちは、毎日毎日、安くて栄養バランスの整った昼食を摂ることができる。
美味しいかどうか、量が足りているかどうかはお住まいの自治体次第だが、栄養士さんが監修した昼食を摂れるのは全国共通である。と思いたい。

我が自治体の給食は、わりといい方なのではないかなーと思う。子どもたち、おかわりできるって言ってたし、当たりのメニューもあるみたいだし。

小学校の給食献立表には、「月のめあて」が書いてあり、食育に力を入れているのがわかる。
たとえば今月のめあては「暑さに負けない」。

「2日 暑さに負けない ガーリック」つってガーリックトーストなんて出てくるのが凄いね。今の子どもたち、随分ハイカラなもの食べてるね。私がガーリックトーストを初めて食べたの、大人になって居酒屋やバーで外食するようになってからだよ。ていうか、給食でにんにくなんて使うんだね。びっくりした。

「9日 暑さに負けない しる物」。うん。暑いからつって冷たいものばかり摂ってると内臓機能が弱って良くないからね。温かい汁物を食べるのはいいよね。よく考えてある。

他にはどんな「暑さに負けない」があるのかな?

「10日 暑さに負けない 食事」。

食事ぇぇぇ~~~!?www
なにこれ。こないだまでガーリックとか汁物とか具体的だったじゃん。ここに来て急に「食事」。漠然としてい過ぎやしないかい。
確かに、食事をきっちり摂れていれば暑さに負けにくくはなるだろうよ。でも「暑さに負けない 食事」って言い切られると、何だろうね、このモヤモヤ感。
この日の献立の「暑さに負けない要素」を知りたいのに「暑さに負けない要素どれ?」ってなるじゃん。ハンバーグなの?おろしなの?たまねぎなの?みそしるなの?ってなるじゃん。チームの総合力なの?決め手に欠けるチームだけど総合力で勝負なの?

気を取り直そう。

「12日 暑さに負けない 夏野菜」。そうそう、こういうのだよ。
夏野菜は体を冷やすというけれどカレーでトレードオフだし、ビタミンは体にいいので、「暑さに負けない」の説明にはなっている。

 

「暑さに負けない」の前に、「16日 フランスの料理 ラタトゥイユ」。
そうそう。この学校の給食は、世界の料理とか、日本の各地域(沖縄や北海道や地元・福島など)の料理とか、いろんな試みを取り入れています。食育への意識が高い。

そして「17日 暑さに負けない レバー」。
ビタミンAかな?うなぎの方が良くない?と思うのは、私がレバー苦手民だからである。本当にレバーだけはダメだ。本当にレバーだけはダメだ。本当にダメなので2回言いました。あとウニもダメだ。
息子もレバーダメ人間なので、この日はどうなることだろう。

レバーの次の日は……

「18日 暑さに負けない 夏休みの食事」。

夏休みの食事ぇぇぇ~~~!?
「暑さに負けない 食事」で十分笑ったのに、畳みかけてきやがった。もはや考える気ないだろ。

夏休みは20日からである。なのに、18日の献立のめあてに「暑さに負けない 夏休みの食事」がある。
しかもこの日の給食には、暑さに負けない要素はみじんも感じられない。
もしやネタ切れですか?

それとも、暑さに負けない夏休みの食事を各ご家庭で与えて下さいっていうプレッシャーですか?

 

こんな「めあて」の部分を読んでる保護者なんて、私を含めてごく一部だろうにね。しかも私なんか普段真面目に読んでないのに、こうして面白いときにネタにするだけ。

それをわかっていても、栄養士さんをはじめ、給食献立表を作ってくれてる方は、毎月毎月、子どもたちのことを考えて、真摯にやって下さっているのです。

一生懸命子どもたちの体のことを思って献立を考えて下さる栄養士さん、実際に給食を調理して下さる調理員さんには頭が上がりませんよ。

本当にありがたいシステムです。学校給食。

 

夏休みの学童のお弁当作りがもう既に憂鬱だぁぁぁぁぁあああああ~~~~~!!!!!!!

へるぷみいいいいぃぃぃぃ~~~~!!!!!!

親っていうのは子どもの言い間違いをいつまでもネタにする

yamakinkin.hatenablog.com

要約:娘が小さい頃に、シュークリームの皮みたいに餃子やシュウマイの皮を「シュー」って言うのだと思ってた言い間違いの話。

 

未だに、なにかの「皮」のことを言うときには、我が家では「○○のシューw」って言われています。もう5年も前の話なのに。
だって、その間違いがあまりにも可愛かったんだもん。

 

親ってやつは、子どもが小さい頃の言い間違いを、いつまでもいつまでもネタにしますよね。そういう生き物ですよね。「いつまで擦るんだ」ぐらいネタにしますよね。

私の母もやってました。だからみんなそうなのかなと思ったんだけど、サンプル数が2だから何とも言えない。


私の母がやっていたのは、私の妹の言い間違いネタです。
焼き鳥の「レバー」のことを、妹がちっちゃい頃、「ロバー」って言っちゃったんです。
それからしばらく、我が家では、レバーのことを「ロバの肉」って言うムーブメントがありました。
その時は面白かったからね。

で、母がいつまでもこのネタを擦るんですよ。
食卓にレバーが出る度に、「ロバの肉だよ」「○○(妹の名前)、レバーのことロバって言ってたよね」って、何年も、何年も。

私が子供の頃は、「いつまで妹の言い間違いのことネタにしてんだよ」と思ってたけど、今になるとわかるんです。

母は子どもの言い間違いが可愛くて仕方ないから。
大人がいくら頭をひねっても思いつかない無邪気な言い間違いだから。
言葉を覚えていく過程で色々な言葉を試している段階なんだなーと思うと、成長を感じるから。

そんな色々な感情がないまぜになって、めちゃくちゃ面白く感じて、印象に残ってしまってたんだな。
お母さん、私もそれがわかるようになったよ(多分)。

 

というわけで、私は今、シュークリームや餃子、しゅうまいやどら焼きなどの「皮」のことを言う歳、「どら焼きのシュー」などと言ってしまいます。夫も言います。
娘が「餃子のシュー」って間違えたのは、もう5年も前のことなのにね。


もっと本質的なことを言ってしまうと、私(や夫)(アラフィフ)にとって、5年前ってつい最近なのよ。
子どもにとっては5年前って相当昔みたいに感じられると思うけど、我々にとっては、ついこないだみたいな感覚なんよ。

だから、親は子供の小さい頃の言い間違いをいつまでもいつまでも擦るんですね。


親になってみないとわからないこと、色々ありました。これからもあります。

 

 

(ついでに)

引用で話した「シュー」の話、私がはてなブログに来る前のShortNote時代に一番多くハートを獲得した記事でした。ハートというのは、ここでいうはてなスターみたいなやつです。しかもあちらではひとり1ハートしか入れられなかったから、多くの人にハートをつけて頂いた記事だったんです。
「おすすめのノート」に入ったやつだったからです。
ここでいう「きょうのはてなブログ」と同様のやつです。その中でも私史上ナンバーワンでした。
これに入るとみんなに見てもらえるんだね。
意識してなかったんだけど、ヨーグルトレーズンをパンに練り込んだネタを上げたときに「きょうのはてなブログ」に入ったみたいで、めっちゃスターが増えて、びっくりしました。

私は言いたいことを言いたいときにただ吐き出しているだけなんですが、評価がついたらそれはそれですごく嬉しいので、おもしれえなと思ったらスターをつけて下さると、私が嬉しくなります。

毎日、そういう嬉しみのために生きてるよ。

空手の合宿のしょーもない話

息子が通う空手道場では、夏と冬の年2回、2泊3日の合宿がある。
下は園児から上は大人まで、県内全ての道場から大勢の門下生が集まり、宿泊して稽古する。

部屋割りは、大人は大人、中高生は中高生、小学生以下は小学生以下同士で組む。人数にもよるが、大体は同じ道場の子ども同士で編成される。子ども同士の班でも、上級生なり指導員なりが面倒を見てくれるので、安心して預けられる。

顔見知りの子どもたち同士で宿泊。
こんなの、楽しくないわけがないだろう。


息子は毎回、何らかの面白エピソードを持って帰ってくる。

どん兵衛をおごってもらったのもその一つ。↓これの「その2」の方のおはなしである。

yamakinkin.hatenablog.com


合宿の2回に1回くらい、うんこを漏らしちゃう奴がいる。
漏らしちゃった子の一人は息子と同じ道場の子で、その子を見かけるたびに私はいたたまれない気持ちになる。本人や仲間たちはもう気にしてないのかな。
その子が漏らしちゃったときは息子と同じ部屋のときで、息子いわく、状況はこうだ。
「朝起きて、俺がうんこしてたら、トイレの外から『もれる~』って声が聞こえてきて、トイレから出たら○○くんが漏らしてた。」
いや間接的にお前のせいなのかい!
息子は多分悪くないんだけどさー、なんかごめんね○○くん。

合宿のお昼ご飯は各稽古場(体育館)で仕出し弁当を食べるのだが、誤ってハンバーグの上に座っちゃった奴がいるらしい。
さてはお尻を茶色くするの好きだな?子どもたち。

夜にカップラーメンを食べる子がけっこういて、息子は過去に2回、誤ってラーメンの汁をかけられたそうだ。
かけた子は2人とも絶妙に息子と関わりの深い子なので、「あいつかw」みたいな感じで笑える。火傷しなくて良かった。

カップラーメンに水(お湯じゃなくて水)を注いで、それをフォークで突き刺してボリボリ食べていた子がいたそうだ。その子は指導員に「何食べてんの!?」と突っ込まれていたらしい。
カップヌードルチリトマト味だったらしい。この事件以来、息子はカップヌードルチリトマト味を見ると「あの時××先輩が食べてたやつだ!」って言う。インパクトが強かったんだろう。確かにこれは強い。


合宿に参加する度に面白エピソードを持って帰ってくる息子だが、私が一番面白かったのは下記のおはなしだ。

最近になって息子がよく関わるようになった、ひとつ年上の子がいる。その子がどんな子なのか聞いてみたら、「合宿のときにケンカした思い出しかない」と言っていた。
どんなケンカをしたのか聞いてみると、
「アイスの賞味期限があるのかないのかでケンカした。俺は『ないよ』って言ったんだけど、あっちは『あるよ』って。『ないよ』『あるよ』でしばらくケンカしてた」
だそうである。
そういうのはケンカとは言わないよ……。

「しばらく言い合ってたら、□□くん(相手の子と同学年・その学年ではトップクラスの実力者)が『なにケンカしてんの?』って言ってきて、『アイスの賞味期限があるかないか』って言ったら、『しょーもな』って言われた」
らしい。

ほんと『しょーもな』だよ。□□くんは正しい。
そこで□□くんが「アイスに賞味期限はないよ」と言ってくれて、その場は収まった。□□くんがアイスに賞味期限がないことを知っていて良かった。

マジでしょーもない。
息子からその話を聞いた私も、まず「しょーもな」って言った。
その話を展開した娘も「しょーもな」って言ったし、娘が友達にその話を披露したら友達も「しょーもな」って言ったらしい。
万民に共通の感想:「しょーもな」。

こういうしょーもない話でああだこうだ言えるのも今の年代のうちかな、と思ったら微笑ましいですね。
無理やりまとめた。


夏合宿は来月に予定されている。
楽しんできてほしい。
今年も面白エピソードが聞けるといいな。

マイ ベスト トイレットペーパー ……の危機

私はトイレットペーパーにこだわりがある。
とは言っても、高級志向ではない。たかがケツを拭く紙、再生紙の安いやつで十分だ。

……という書き出しで、私は、2012年にmixi日記を書きました。
タイトルは「マイ ベスト トイレットペーパー」でした。

そのこだわりについて、そのまんま引用してみます。
mixiってば、プレミア会員?にならないと、過去の自分の日記すら検索できなくなっちゃってた。だから1ページずつ過去に遡って人力検索しました。

以下引用:私がトイレットペーパーに要求すること。

要求①シングル巻であること
 ダブルの方が丈夫で十分に拭けることに異論はない。
 しかし、シングルの方がダブルよりも消費量を少なく抑えることができるのだ。トイレットペーパーを巻き取る1回当たりの長さはシングルでもダブルでもそう変わらないというデータがあるらしい。とすれば、シングルの方が消費量を抑えられて環境にもお財布にも優しいということになる。
 女子は男子よりもトイレットペーパー消費の絶対量が多いので、皆様もぜひこの点ご一考頂きたい。

要求②再生紙100%であること
 たかがケツを拭く紙だ。トイレットペーパーは全ての紙の終着点で良いだろう。バージンパルプ100%のトイレットペーパーを使用するなど、買ってきたばかりの真新しいタオルを雑巾にすると同じ行為だ。雑巾など、使い古しきった(←謎の言い回し)タオルで良い。それと同じく、トイレットペーパーは新聞・雑誌・牛乳パックのなれの果てで良い。

要求③丈夫であること
 冒頭の文でも言った「十分ケツが拭けない」「シャワートイレの後の水滴を拭いただけですぐグズグズになる」はNG。
 ○ップバリュの再生紙シングルトイレットペーパーはこの点がダメだった。

要求④芯なしであること
 芯は無駄。もう一度言う、芯は無駄。
 紙芯をリサイクルに回す手間も無駄。最初っから無いほうがいいに決まっている。

要求⑤最後まで使い切れること
 芯なしで最後まで使い切れるペーパーは、実は多くない。最後の方になるとヨレてくっついたりしてて、1枚のペーパーとして使えず、仕方なく捨てるハメになる。これでは芯ありを買った方が精神衛生上良いということになる。
 ○リエールの「○ルフォーレ」(注・「○ルヴェール」の間違いでした)はダメだ。会社のトイレットペーパーがコレなのだが、芯よりも多い紙を捨てている気がする。メーカーさんは本気で改善に取り組んで頂きたい。社長の御曹司だったかが子会社から借金しまくってギャンブルしたりしてる場合じゃないぞ、製紙界の大王様よ。お客様相談室に電話しようかな、マジで。

要求⑥カラーとかプリントとか香りつきでないこと
 たかがケツを拭く紙だ。ホワイトでいい。黒ずんでてもいい。
 エンボスは許す。これは初期の設備投資だけの問題で、おそらくローラーをノーマルにするかエンボスにするかの違いだけだから。エンボス付きの方が設備費用は高いだろうが、トイレットペーパーの場合は生産量から考えて、その初期費用の影響は限りなく小さいんではないかなーと思われるから。


これら6つの要求を満たすトイレットペーパーの商品名はズバリ

「コープ ワンタッチ芯までロール」

値段は特売で売ってるそこらのペーパーの2倍くらい高い気がするが、ガッチリ巻いてあるので、2倍くらい長持ちする(個人の感想です)。よってチャラ。
芯なしなのに、最後まできれいに使えて実に気持ちがいい。○リエールさんはこれをお手本にして頂きたい。
使用感はやや硬めである。公共のトイレによく置いてある、1巻ごとに紙で包んである業務用のああいうのに近い。やわらかめが好きな人には合わないかも。しかし丈夫でちゃんと拭けることは私が保証する。

 

引用終わり。

家族はダブルが好きなので、私はずっと、自分専用のコープのシングルと、そのへんのDSで買うダブルの2本立てで、我が家のトイレットペーパーを運用してきた。
何が「危機」なのかというと、昨今のいろ~んなものの値上がりである。

コープのトイレットペーパーも、漏れなく値上がりし続けてきた。
最近、その値上がり幅が、ちょっと我慢できないレベルまで来てしまったのである。

あれは私にとっていいトイレットペーパーだったので、まず代替品を探すかどうかから葛藤した。
探すとなったら、引用の私のこだわりポイントのどこを妥協点にするのか。譲れないポイントはどこか。

①シングル
再生紙100%
③丈夫
④芯なし
⑤最後まで使い切れる
⑥カラーやプリントや香りつきでない

譲れないポイントは、①②④⑤である。安いペーパーを探せば、⑥はおのずと除外される。
実は「芯なし」が難しい。

ほんとにめちゃくちゃ自分の中で検討した結果、④芯なし を諦めれば ⑤最後まで使い切れる の心配をしなくて良くなるのでは?という考えが浮かんだ。

でも④芯なし も大事なポイントなのだ。だって芯は単純にゴミなんだもん。古紙に出せたっけ?トイレットペーパーの芯って。

……というわけで、これを買いました。芯ありです。

https://www.welcia-yakkyoku.co.jp/karadatokurashi/products/4902727014536/

さて、使い心地はどんなだろう。

値段もそこまで安いってほどではないので、コープに戻るかもしれない。

そのくらい、私にとって、コープのペーパーはベストだったのだ。←ルー大柴みたいな片仮名の羅列ですね。
だって2012年から、12年間も同じペーパーを使ってるんだよ。

コープのはこっちです。

https://household.jccu.coop/sp/shohindetail/4902220143092/102465

ウエルシアのが気に入らなかったら、値段を問わず、コープに戻します。
そして一生コープの「ワンタッチ 芯までロ~ル」と添い遂げることでしょう。なんだ「ロ~ル」って。「ロール」じゃなく「ロ~ル」って。しゃらくせえな。

ロキソプロフェンしか勝たん

結論:「ロキソプロフェンナトリウム水和物・代表的な商品名はロキソニン」ってスゲー、「かがくの ちからって すげーーー!」

というお話です。

以下、状況の描写が時系列に沿ってくどくどと繰り広げられます。

 

 

子どもに風邪をうつされて、1週間ずーっと喉が痛かった。

熱はない、体もちゃんと動く、なのに喉だけめっちゃ痛い。
これはわりとストレスです。熱でも出てくれりゃ、仕事を休んで病院行くのに。

そんなだったので、市販の風邪薬をのむぐらいしか手を打たずに、1週間も放置していた。
市販の風邪薬(主成分はアセトアミノフェン)をのむと、しばらくは喉の痛みが治まったから、それで様子見してました。

そしたらぜんっぜん治らないでやんの。

だから、喉が痛くなってから1週間経って、やっと耳鼻咽喉科に行った。

ところで、私が行ける範囲の耳鼻咽喉科は、
①説明は丁寧だけど朝から晩までめっっっっっちゃくちゃハイテンション・もはや異常者の域である先生がいる耳鼻咽喉科。熱心なので、治るまで果てしなく通わされる。
②適当な爺ちゃん先生がやっているいい加減な耳鼻咽喉科。うちの上の子がかかっていた12年前から既に先生は爺ちゃんだった。
③大きい総合病院。おいそれと行けない。
の、絶望的な3択である。
以前はもっとまともな耳鼻咽喉科をかかりつけにしていたのだが、そこは閉院してしまった。本当に残念だ。

私は②の爺ちゃんのところに行った。
①は予約が取りにくいし、長期間通わされるのは本当に嫌なのだ。

②の爺ちゃんは適当だった。「喉、炎症起こしてるねー」って言われて、喉に薬を塗られて(ヴエッッってなった)、吸入をやって、それで終わった。

その日は喉の調子が良かったものの、次の日になったらまた元通り痛み出した。

なんだよ畜生!

 

もう、これは自分で治すしかない。

これまでの情報を整理した。
(1)市販の風邪薬(主成分は解熱鎮痛剤のアセトアミノフェン)をのむと、喉の痛みは一時的に和らいだ。
(2)いい加減な爺ちゃん先生に、「喉が炎症を起こしてる」と言われた。
(3)私に風邪をうつした子どもが小児科にかかったとき、「喉が痛いときはのんで下さい」と言って、解熱鎮痛剤のカロナール(主成分はアセトアミノフェン)を処方された。

つまり、
a) 私の喉の痛みには鎮痛剤がちゃんと効いていた。
b) 私の喉は炎症を起こしていた。
c) 喉の痛みで鎮痛剤をのんでも良い。

ここから導き出される結論は!

ロキソニン(主成分はロキソプロフェンナトリウム水和物)」!

これだ。これしかない。
めんどくさいから、以下「ロキソプロフェン」表記にする。「ロキソプロフェン」の名称で売ってる商品もあるし。

ロキソプロフェンは医者から処方される解熱鎮痛剤の代表だが、こいつは抗炎症作用も併せ持つのである。ネットでめちゃくちゃ調べたから多分間違いない。

いい加減な爺ちゃん先生は、いい加減すぎるので何の薬も処方してくれなかった。
だが、ロキソプロフェンなら、薬剤師のいるドラッグストアで普通に購入できるので、自分で買いに行けるのである。

今日の仕事の帰り、ロキソプロフェンを買った。

帰ってのんだ。

効いた!!

 

なんだこれ。こんな効くんだっけロキソプロフェンって。
ウソみたいに痛みがひいたんですけど。
喉の腫れも幾分ひいたような気がするんですけど。
唾をのみ込んだときあんまり痛くないの、1週間ぶりなんですけど。
「痛くない」って、こんなに気持ちのいいことだったのか……!

子どもたちに向かって、バカみたいに「ロキソプロフェンすごいよ、ロキソプロフェンは神!ロキソプロフェンしか勝たん!」を連発してしまいました。

「○○しか勝たん」ってもう今はあんま言わないと思うんだけど、敢えて言うよ。だって本当に「ロキソプロフェンしか勝たん」なんだもの。

アセトアミノフェンでは弱かった。喉の痛みが悪魔シール、ロキソプロフェンが天使シールなのだとしたら、アセトアミノフェンはお守りシールみたいなものだった。
むしろロキソプロフェンは天使を通り越して天使ヘッドだ。そのくらいの力がある。
ビックリマンチョコ 天使vs悪魔シールのことを知らない人は調べて下さい。または私に聞いて下さい。

更に、子どもたちに向かって、「もう全日本ロキソプロフェン教を作りたい。ロキソプロフェンは神。ロキソプロフェンを崇める。教義は『かがくの ちからって すげーーー!』」などとまくし立てた。子どもたちにとってはいい迷惑だったと思う。

反省はしていない。
だって、ロキソプロフェンは神だから。発明した人スゲー。マジ感謝。市販を決めた人にも感謝。それなのにやたら安価で手に入ることにも感謝。
本当に神なのでは。
熱や痛みに苦しむ未開人に「私は神の遣い、これは神から授かりし薬です」って言ってロキソプロフェンのませたら、たちまち崇められてしまうよ。

 

ロキソプロフェンをのんで効き目が出たその直後から、私の機嫌がとても良くなりました。
「痛くない」って、本当に素晴らしいことです。

 

ありがとう、ロキソプロフェンナトリウム水和物。

ありがとう、一時的に効いていたアセトアミノフェン

そして、ありがとう、科学

私はこれまでもこれからも、科学を生業に生きてゆきます。

 

……ただし。
私、ロキソプロフェンでめちゃくちゃ体が浮腫む体質みたいなんです。前もどっかで書いたかもしれないし、書いてないかもしれない。
何回か服用してると、体が水分を溜め込んで、体重が増えて体脂肪率が減るんです。そして普段より明らかに尿の回数が減る。
以前に膝が炎症を起こして、鎮痛・抗炎症のためにロキソプロフェンテープを処方されて貼ってたときも、浮腫んで体重が増えました。

ロキソプロフェンやめたら体重戻るから別にいいんだけどね。

人間ドックの後で本当に良かった。

息子のかっこいい話

ある日の休み時間、息子(小3)のクラスの子が、他の子に「このう○こ野郎」とか言いながら、ふざけてバシバシ叩いていたらしい。

息子は休み時間に外に遊びに行こうと思って教室を出るところだったが、出口付近でたまたまそれを目撃したらしい。

叩いていた側の子も叩かれていた側の子も、特に息子と仲が良いわけではない。

なのに、息子はそれを止めに入ったらしい。
「そういうの良くないよ、やめなよ」と。

叩いていた子は「はぁ?ケンカ売ってんのか?」と言ってきたらしいが、息子は言い負かしたらしい。
息子は口喧嘩が強い。なんたって息子は中学生の姉と毎日のように口喧嘩をしているのだ。鍛え方が違う。あと単純に声がでかい。同学年で、彼に口喧嘩で勝てる奴はそうそういないだろう。

叩いていた側の子は、口では勝てないと判断し、ついにパンチを繰り出してきたらしい。
息子はサイドステップで次々と避けたらしい。
後日談「凡人のパンチは俺には当たらないよ……」
空手が活きた瞬間だった。本当に役に立つんだな、空手。

口で勝てず、パンチも避けられた彼は、半泣きで逃走したらしい。
小学生のケンカ、「泣いたら負け」という暗黙のルールみたいのありませんか?

 

お手本のような「小学生のケンカ・そんなにハードじゃないやつ」の話だ。

息子に、「なんでそんな仲良いわけでもない子を助けたの?」と聞いてみたら、「正義の心」だと言っていた。その言い方はかっこつけすぎだとしても、彼なりに、見過ごせなかったんだろうな。
普段から曲がったことが嫌いで、昨年度まではその気持ちが暴走して友達を責めてたこともあったけど、今回の件はそれが良い方向に出たんじゃないかな。
かっこいいよ。
いじめ(というほどのものではなかったが)を見過ごせないの、かっこいい。

ただなぁ。相手が思ったより強くて反撃に遭うかもしれないとか、相手がでっかい兄ちゃん(もしいれば)とその友達数人を連れてくるとか、そういうことも考慮しないといけないので、手放しに誉められもしない。
けど、その「正義の心」(本人談)は、間違いなくかっこいいぜ。認めてやろう。
この件に関しては、夫もだいたい同意見です。

 

空手を習わせてて本当に良かったと思う。
パンチを避ける技術だけじゃなく、「こいつには負けない」という自信があったからこそ、ケンカを止めに行けたんだと思う。
いい影響、出てますよ。

あと姉との口喧嘩の成果がすごい。
昨年度(小2時代)は、よく6年生の男子複数人に絡まれて、口喧嘩して、勝ってたらしいからね。なんで絡まれてたかを話すと長くなるので割愛するが、多分息子は悪くないです。態度こそ生意気だけど、息子に非はないと思う。
息子は、ひたすら論理的に正論を言うスタイルで戦うらしい。そうすると最終的に、相手が「○ね」とかしか言ってこなくなるらしい。これは息子の勝ちだろう。

口喧嘩で勝つのはいいんだけど、息子に絡んできてた6年生の男子の中には、すごくでっかくて体格のいい子もいるんですよ。身長165cmくらいあるんじゃないか。
いくら空手やってたって、そんなのが本気で殴ってきたら勝てるわけないんだから、私はその話を聞いてヒヤヒヤしてたよ。
旧6年生男子ズが息子に暴力をふるってくる奴らじゃなくて、本当に良かった。時代が昭和とか場所がアメリカだったら、息子、ボッコボコにされててもおかしくない。
奴らが卒業したので安心です。


いろんなことを、もうちょっと深く考えて行動してほしいものです。
かっこいいけど。

「妹1のカセット」

私は子どもの頃、女の子向けアニメが好きではなかった。
男の子向けアニメや特撮ヒーロー番組を好んで視聴していた。今で言うヒーロー能力系バトルが好きだった。但し、ロボット系にはあまり興味が湧かなかったので、スーパー戦隊は巨大ロボ戦になると少しテンションが下がってた。

歴代スーパー戦隊と、再放送のウルトラマンシリーズと、キン肉マン北斗の拳が好きだった。ドラゴンボールは微妙。

母をはじめ家族は、私の趣向を否定しなかった。特に「それは男の子向けだよ」とか言われたことはなかった。ありがたいことだ。
現代では、男の子も女の子もどんなものに興味を持ったっていいみたいな風潮ができつつあるけど、私の子どもの頃・40年以上前は、それは当たり前ではなかった。そんな時代に子どもの好きを否定せず生温かく見守ってくれた母には感謝しかない。

私には妹が2人いるが、三姉妹の真ん中・妹1は、私以上に男の子向けコンテンツを好む子だった。彼女はロボット系にもバリバリ興味があった。

スーパー戦隊などを一緒に観てたけど、彼女の趣味は私の影響ではないですね。
妹1は、私以上に我が道を行くタイプだから。
三姉妹の中で最も頭が良く、最も頑固でマイペース、最もオタク。
彼女は自分から男の子向けコンテンツにハマりに行ったのだ。
もちろん、母や家族はそれを否定しなかった。

ある時、父か母か叔父か忘れたが、誰かが妹1のためにカセットテープを2本買ってきた。
1本目は、歴代ウルトラマンシリーズ(初代マン~タロウまで)のOPと挿入歌が全て入ったやつ。当時レオ2期目OPを聴いた記憶がなかったので、タロウまでだったと思う。
2本目は、当時の男の子向けアニメの主題歌集。「戦国魔神ゴーショーグン」「ゴールドライタン」「サイボーグ009」「聖戦士ダンバイン」「最強ロボ ダイオージャ」など、なんか色々入ってた。
「ラジカセでカセットテープを聴く」ことは当時の一種の娯楽だったので、その2本のカセットは繰り返し聴いたものだ。尚、ファミリーコンピュータ・略してファミコンが登場する前の時代だ。

つい先日、私と同年代である夫がスマホで懐かしのアニメソングを流しててさ。そうすると、私が昔聴いたことある曲が次々流れるわけですよ。そして、ある程度一緒に歌えるんですよ。
「あーー! ♪ ゆーくぞ黄金戦士 ゴールドライッターーン ♪ !」
「それ!ザブングル!じゃなくてダンバイン!!」
「♪ サイボーグ戦士 誰がために戦う~ ♪ !渋い!!」

これって全部!「(妹1)ちゃんのカセット」に入ってたやつだ!!
※「進研ゼミでやった所だ!」のノリで言います。

夫には説明したので、「(妹1)ちゃんのカセット」で話が通じるようになりました。


親には感謝ですな。男の子向けコンテンツに対する私や妹の興味を否定したり、女の子向けコンテンツに誘導したりしなかった。
それが関係あるかどうかはわかりませんが、私も妹1も、分野は違えど理系科目に興味を持ち、他県の大学に進学しました。私の地元のような絶望的な田舎では少数派です。

趣味も進路も、一切否定されることがなかったので、今、好きなように生きてます。
なんか本当に、総合的にありがとう。親。
母は結果的に地元(実家から車ですぐ行ける距離)に残った妹2のことを一番可愛がってると思うけど、それはしょうがない。逃げるように家を飛び出して二度と返ってこない私や妹1より可愛くてもしょうがない。※1~2年に1度くらいの頻度で帰省はします。
特に私は「糸の切れた凧のよう」と形容されたことあるよ。
すんませんね。てへ。

 

【おまけ】
5年くらい前かなー、娘がポケモン好きでゲームをやり込んでいることを、世間話の一環として、同い年の同僚に話した。
そしたら、「ポケモンって男の子がやるやつじゃないの?」って言われた。
私は、「今どきこういうこと言う奴いるんだ」と思った。
彼の親は、コンテンツの男の子向けとか女の子向けとかをすごく意識する人だったんだろうか。
彼の娘さんは、男の子向けとされるものに一切興味を抱かなかったんだろうか。
彼の娘さんが男の子向けとされるものに興味を抱いたら、彼は「それは男の子のやつじゃないの?」とかいちいち口出しをしてたんだろうか。

うちは口出しされなくて本当に良かったなー。
もしかしたら親は内心困ってたかもしれない。