王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

ルーズリーフと節目

ルーズリーフのノート使ってるとルーズになるよ、って言われたことある人いますか?
私は中学か高校のとき先生に言われた。
しかし、それ言ってたのはその先生だけではなかったみたいだ。出身地も時代も違う会社同僚が、全く同じことを言われていたらしい。もしかして、教員の研究会みたいのでそういう指導をしましょうっていうのがあるの?
 
私はルーズリーフ愛好家だ。性質がルーズかと言われたら、多分そうだ。
ルーズリーフを使っていたからルーズなのではなく、私の性質にルーズリーフが合っているのだ。
会社で使うスケジュール手帳も業務用ノートもルーズリーフ式だ。
 
我が社の研究所の奴らは、指定の実験ノート(方眼)を使っている。私がいる技術部門では、いわゆる大学ノートを業務用に使っている人も、一年毎に買い替える(または業者さんからもらえる)手帳を使っている人もいる。
私以外の大体の人が、ルーズリーフじゃないノートを使っている。もしかしたら私以外全員かも。
 
不便じゃないの?と思う。

だって、使ってるノートが無くなって次のノートになったら、以前のメモを見たいときに前のノート引っ張り出して来ないと見れないじゃん。ノート切り替えたらしばらくノート2冊欲しいじゃん。
ルーズリーフなら、ある程度前のページを残しておけば、永久に1冊でいい。
 
あと、何かの案件のことをしばらくメモしてるときにノートの終わりが来たら嫌じゃん。ノート2冊に跨がるじゃん。
ルーズリーフなら跨がらない。むしろ跨がるって何?
 
時間って、連続的なものじゃないですか。何かの節目や新年というのはあるけど、「時間」それそのものに区切りというものは存在しないじゃないですか。
業務案件だって同じです。年を跨いだり期を跨いだり平気でする。案件がノートに合わせてくれることもない。
ノートの区切りは節目。しかし時間それ自体に節目はない。
そこでルーズリーフですよ。ルーズリーフは節目に左右されない。ルーズリーフの連続性は時間の連続性と同じ。 
 
……えー、毎回ですけど、私って、もっともらしいことをカッコつけて言うの得意ですよね。
文章じゃなく口頭でこれができれば人生もっと生きやすいだろうな。なんでできないんだろう。自信がないんだな。
 
さて、ルーズリーフのもうひとつの利点は、ページが取り外せることです。
作業場にメモ帳代わりに1~2枚だけ持ってって後でバインダーに戻すこともできるし、ページ丸ごと失敗したら外して捨てることもできる。
 
……もしや、研究者が分冊ノートを与えられるのは、こういうページの改ざんをできないようにするため?
 
あ、私はいいんです。それほど重要な研究をしてるわけではないので。
しかし、皆様の生活の、目に見えないニッチなところでお役に立ってるはずです。
※役に立たなければ仕事ではないし、世の中の大半の仕事はそういうものだと思う。
 
みんなもルーズリーフはルーズだとか言ってないで、もう一度ルーズリーフのいいところを見てみよう。
合う人には合うよ。私みたいに。