王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

精米機デビュー

これが何だか、わかるか~い?

家庭用精米機だよ!!

※にしおかすみこと同じ温度感でお読み下さい。


私、2019年2月にこのノート↓で、「玄米を自分で精米してまで美味しいご飯を食べたい奴らの気が知れねえ(意訳)」って書いたんですよ。

書いたのにさ。

ついに私も、そっち側、精米する側の人間になっちまったんですよ。
私は海の民なのに。漁(ぎょ)の民だったのに。
山里の民、農の民の側にどんどん引きずられてるよ~。わ~ん!! 私のアイデンティティがー!漁民の誇りが~!←そもそもそんなものはない。
 
事の発端は、夫の単身赴任である。
ぶっちゃけ赴任先は福島県会津地方なのだが、会津の人たちはぶっちゃけ他人との距離感がおかしい。ぶっちゃけ2回言った。今はあんまり言わないよな「ぶっちゃけ」。 

基本的にいい人たちなんだけど、自分たちの流儀を、悪気なく自然にゴリゴリ押し付けてくる。
彼らはそれが当たり前だからそうしているだけなんだけど、周囲と比較するとなんだか異質なのである。具体的に上手くは言えないけど、なんか怖い。

夫の職場の会津の人たちは、みんなみんな玄米を精米する人たちらしい。そんな中で、農家の人に「美味しい玄米、売るよ」って言われて、60kg買うことになった。60kgて。

最初は10kgとかから試せば良かったじゃーんと思ったんだけど、玄米を売ってくれる農家でも何でもない偉い上司のオッサン(会津魂)に、「4人家族なら60kgだな!」と横槍を入れられて押し切られ、30kg×2回分を買うことになってしまったようだ。
上司には逆らわん方がいいだろうし、きっと美味しいお米なんだろうけど、話が急すぎやしないだろうか。

まあ、私も、精米したてのお米がどれだけ美味しいのかには興味があったから。
「スーパーで売ってる精米済みの米が美味しくない」とか言う地元民たちの主張が果たして正しいのか、検証したかったから。
60kgはやりすぎだけど、よし、買ってみましょう。と、承諾した。

コイン精米機で一定量ずつ精米することも考えたが、私も夫も使ったことはない。玄米を運んで精米して持って帰ってくるのもめんどくさい。袋はどうするの?買うの?
だったら、家庭用の精米機を買って、食べる分だけ都度都度精米したら良くない?

と言って、思い切って、冒頭の精米機を買っちゃいましたー。1万2000円くらい。
 
今日、精米してご飯を炊いて食べました。
 
結果:
確かに美味しい!美味しいけど、今まで食べてた米を10としたら、12ぐらいの美味しさかな。それなりにいい炊飯器使ってるから、どんな米を炊いたってそれなりに美味しい。
でも精米楽しいな。玄米がどんどん白くなっていくの楽しいし、ぬかが出てくるのも楽しい。
 
総評:
私はどんどん「農」「山」に飲み込まれていく。
取り戻せ!「漁」の矜持を!