王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

サンタさん問題 パート1

皆さん知ってましたか?
サンタさんの正体って、お父さんやお母さんなんですよ。いやマジな話。
 
私、子どもの頃に自分で気づいたんだもん。嘘じゃないもん。
 
何かがおかしいなと思ったのは私が年長か低学年のとき。その年のクリスマスプレゼントは、リカちゃんのキッチンみたいなのだった。いや、諸事情によりうちにリカちゃんはいなかったので、リカちゃんのお友達いずみちゃんのキッチンになったけど、大切なのはキッチンだ。
朝起きて、わくわくしながら枕元に置いてあったプレゼントを開けると、リカちゃんのキッチンが入っていた。しかし、小物の箱が入っていなかった。
母も「おかしいね~」って言ってた。
しばらくしたら、同じ町内に住む母方の祖母が、小物の入った箱を持ってやってきた。
「おばあちゃんちの前に落ちてたんだよー、サンタさん落としていったのかね~」
そんなわけあるかい。
子どもだった私の脳内ではこの件は有耶無耶になってしまったけど、何かできすぎた話だなとは思った。
後で思えば、母と祖母が「どんなもんかね」って言って祖母の家で一回開けてみたんだろうね。んで小物の箱をしまい忘れたんだろうね。

しかしこの事件は私の中に、後年起こった別の事件にまで波及する疑念を芽生えさせることとなった。
 
そして後年、多分私が小学校2年か3年の頃、「別の事件」は起こった。
クリスマスでも何でもない日、私たち子どもがベッドに入ってから父が仕事から帰ってきた。私は夜更かしなどしない真面目な子どもであったが、日中の運動量が少ない上にベッドで色々なことを考えてしまうせいで寝付きが悪かった。
眠れないままうとうとしていると、父が私の部屋の引き戸をすすすーーーっと開け、私の枕元に何かを置こうとしているではないか。
私は起きてたので、父と目が合ってしまった。父は「プレゼント」って言ってた。朝になってから開けてみたら、企業のノベルティか何かのてんとう虫のペン立てだった。かわいかった。
この後も数回、父がもらってきた何かを私の枕元に置いていくことがあったのだが、サプライズを仕掛ける側のワクワク感を削がないように寝たフリするの大変なんだからな。

いいかサプライズ大好き人間ども、サプライズが楽しいと思ってんのは往々にして仕掛ける側だけだからな。たまに仕掛けられるのが好きな人もいるけど、くれぐれも相手は選べよ。サプライズ仕掛けられるの好きじゃない人間は、気持ちだけはありがたいから驚いたフリしなきゃいけないんだからな。内心引いてるからな。
 
脱線したけど、私の脳内ではこれらを総合して、「サンタさんのプレゼント」は「親が枕元に置いている」んじゃないか、と繋がってしまったのだ。

それにしてもこの家族、ヘマしすぎである(ナレーション:キートン山田)。