王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

グレムリン

私にはグレムリンが憑りついているようだ。

私が動かそうとする機械設備はよく壊れる。なんもしてないのに壊れる。
「なんもしてないのに壊れた!」は機械に弱い女や年寄り(勝手な決めつけ)が間違って変なボタン押したり変な操作した時に言いがちな言葉だが、「なんもしてないのに壊れた!」は本当に発生する。

グレムリンといえば、昭和生まれの人は昔のモンスター映画を想像するかもしれないが、もともとはイギリス空軍の間で広まった都市伝説である。なんもしてないのに飛行機の計器が狂ったり、機械に不調が起こると、妖怪グレムリンのせいにされていたらしい。

そのグレムリン、多分私のそばにいつもいる。

今日は、測定機器と材料カット装置が調子悪くなった。
昨日は、とある回転装置が壊れた。

測定機器と回転装置は、たまたま久しぶりに使おうとしたら壊れてただけだ。多分。
なんかそういう巡り合わせなのだ。私が使おうとすると、よく装置が壊れてる。
材料カット装置は、今日私が1回カットしたらセンサーの取り付けがズレたみたいで、それっきり動かなくなった。こちらは毎日頻繁に使っている装置なのに、私が使ったときたまたま壊れただけだ。数十分で復帰したが、私が「定時までにもうひと仕事できる!」と意気込んでいた時間帯のできごとだったため、仕事が明日に持ち越されて、すこぶる残念である。

私が使おうとしなければ、装置はそのまま使用できたのかもしれない。

他には、設備の取っ手を持って正当に引っ張っただけなのに取っ手のネジが根元から折れたとか、言われた通りにボタン押しただけなのに「どうやったらこうなるの」って言われる動きをしたとか。後者の案件に関してだけは私に非があるかもしれない。

よくこういうことがあるので、一時期「クラッシャー」の名をつけられたが、実際は私が壊しているのではないのだ。私が使おうとするタイミングで機械が壊れるだけなのだ。

ほんとだよ。何もしてないし壊してないよ?