王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

褒め

人の役に立つのが好きだ。

正確に言うと、人の役に立って感謝されるのが好きだ。

感謝されると嬉しくなって、もっともっと全力で感謝されようとして頑張ってしまう。
頼まれてもいないのに頑張って、それにも関わらずあまり感謝されなかった時は、がっかりしてやる気を無くしてしまう。

人の心や人との距離感がわからない、悲しきモンスターみたいである。

なんで人の役に立って感謝されるのが好きなのかというと、私の自己肯定感が低すぎるので、ちょっとでも感謝されると「私でも誰かの役に立つんだ!」「私は存在していいんだ!」ってなるからです。
本来の意味での承認欲求を満たしたいのです。

※もっと掘り下げたらがっつりネガティブになって呪詛の言葉を吐き始めてしまったので、削除しました。掘り下げすぎ、良くない。

 

最近、他人に褒められることがありました。大変嬉しかったです。

おしごとのことでね。私がちょこちょこいじっていた材料について、他部署の尊敬する先輩・私にとっては師匠のような人から問い合わせの内線をもらってね。
その内線で「〇〇はありませんけど、主成分が同じ△△なら持ってますよ」って答えたら、「すぐ出てくるなあ!」って褒められた。やった。

その材料についていくつかやり取りをしたけど、全部即答できた。やった。

その内線電話のあと、その人が必要としてた材料を在庫の棚の奥底から発掘して、その連絡のメールのついでに、さっきの〇〇と△△の主成分が同じであるデータを探して、添付して送った。
「感謝されると嬉しくなって、もっともっと全力で感謝されようとして頑張ってしまう」私のクセが出た。本当は、データまでは用意しなくても良かったのだ。自分の業務時間を消費するし、そのぶん労働生産性は下がるし、やりすぎていいことはない。

でも、私は役に立ちたかったのだ。役に立って感謝されたかったのだ。そのために尻尾をぶんぶん振っていた。
その結果、メールで褒められた。やった。

こういうことがあると、本当に嬉しい。

 

この先輩以外にも、おしごとの技術的なことを私に聞いてくる人が複数人いる。最近増えた。
私は、聞かれたら最大限答える。自分の時間を割いてでも答える。
「役に立って感謝されたい」「認められたい」が最大の動機だが、最近は「私の持っているものを後世に伝えたい」という大義が加わった。

私が突然死んでも、フォルダを漁れば何かしら出てくるようにしたい。
私がやってきたことが後世の人に認められるのだと想像しただけで、嬉しくなる。
いや、当面死ぬ予定はありませんが、万が一、人間て、いつどうなるかわからないでしょ。

 

本来私は、酒飲んで美味しいもの食べてゲームやって寝るぐらいしか、やりたいことはないんです。できれば何もしたくない。なのに社会では普通の人のふりをして生きていかなきゃいけないから自動的にストレスが溜まるって話は前にもしましたね。
まあまあ好きなこと(科学・特に化学)を仕事に選んで良かった。好きじゃない分野を仕事にしてたら、いろんな意味でとっくに詰んでたと思うよ。

 

だからみんなもっと私のことを褒めてほしい。
かと言って自分から褒められにいくのもなんかダサいし、褒められにいって褒められなかったらすごく凹むから、私は自然に褒められる状況を作ろうとして日々頑張ってしまうんだなあ。
みつを

 

マジでみんな、生きてるだけで偉いと思う。本当に、心から。