王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

息子の空手の話

会社の人などで、我が子のスポーツ活動(サッカーとか野球とか)が大好きで、休みの日まで試合を見に行ったり手伝ったりして全力で応援してる人たちがいるんですよ。

そういうのは私には一生縁がないと思ってた。私の辞書に「スポーツ」の文字はない。

けど。

息子の空手、いいねえ!

 

サッカーとか野球とかのスポーツ鑑賞はさして好きでもなく嫌いというほどでもないんだけど、そういえば私、格闘技の観戦は好きだったわ。
高校生~大学生の頃はちょくちょくプロレス観戦に行ってたし、テレビでK-1などをよく観てた。
ちなみにプロレスは新日より全日(のちのNOAH)派、黎明期のK-1ではアーネスト・ホーストが好きでした。派手な技よりも基本の打撃とか関節技とか、地味ながらきっちり強いファイトスタイルが好みです。

 

さて、息子の空手について。

息子はまだ9級のオレンジ帯(白帯のいっこ上)ですが、めきめき強くなっています。今度昇級予定で、8級青帯になると思います。

級こそ9級オレンジですが、先日行われた大会で、6級黄帯さんとめちゃくちゃいい試合をしていました。負けはしましたが、ほんと、いい試合でした。
強いです。
感動したぞマジで。

強さの秘密は、お父さんの特訓です。
お父さんは空手経験者でも何でもないのですが、テニスやバスケが上手いらしく、「体の動かし方がわかればどんなスポーツにも応用できる」のだそうです。生憎お父さんは齢を取っており、全盛期のようには動けませんが、息子の指導はしっかりできるようです。そして、熱い人間です。熱血です。

私はスポーツまるでダメ人間で、どちらかといえば熱いの苦手なのですが、お父さんの指導が熱くなり過ぎたときに横から調整したり、息子がわからなかったであろう言葉を翻訳してあげたり、補助的なことをしています。
また、熱くなり過ぎたお父さんが「(息子)は自分から空手のことを学ぼうとしない、無駄なYouTubeばっかり観てる」とかこぼしていた時に、「(息子)は別にオリンピックとか目指してるわけじゃない普通の小学2年生なんだよ。空手だけじゃなくて、昆虫とかマイクラとかゾイドとか、いっぱい好きなものあるんだよ」とフォローしました。
これは聞き入れてもらえたようです。のちに反省していたようです。

少し前までは息子本人もやる気あるんだかないんだかわからない状態で、熱いお父さんにしごかれて、よく泣いていました。
私はそれがちょっと不憫で、フォロー入れたりしてました。
けど、息子は決して逃げたり投げ出したりしませんでした。なんだかんだ努力する奴でした。
嫌だったら空手やめますよね。
でも彼は決して逃げなかった。
すごいと思うよ。
努力ができる、それだけですごい。

その特訓の成果もあって、先日の大会で、格上相手に互角の試合をできるまでになりました。
負けはしたものの、お父さんや私からの「素晴らしい試合だった」「互角に戦えてたよ」「君は現時点でのベストを尽くした」等の賞賛を得て、ご褒美のゾイド1個買ってもらって、彼も少し気を良くしたのでしょう。

最近、ますますやる気です。

 

我が息子が通っている同じ道場の同じ学年の個性的な仲間たちと、稽古に励んでほしいものです。

仲間たちの紹介文を途中まで書いてたけど、総合で道場が特定されるとマズいので、ぜんぶ削除しました。
私(と夫の間で)の通称「雑魚キラー」「ゾイド」「フラン(フランケンシュタイン由来)」「ウエストランド井口」「マンムー」で通るほど個性的な面々が揃ってます。それだけでも面白い。

ほんとは全部説明したいけど、ひとつだけ説明します。
ゾイド」というのは、モーターの力で、前進しながらワンパターンな動きを延々と繰り返す玩具です。通称「ゾイド」君は試合中の動きがあまりにもワンパターンなので、「彼はゾイドなのかな」と私が夫に言ったら、ハマりました。
うちの息子がゾイド好きなので、わかりやすかったようです。

その通称「ゾイド」君、体が大きいので、よっぽど実力が上の人と当たらない限り、けっこう勝てちゃうんだよなあ。デカさは強さだ。
うちの息子は今のところやや小さめなので、デカいだけで勝てる子は羨ましいな。

いつか直接対決で、先ほど紹介した奴らを全員ぶっ倒してほしいなあ。

 

めちゃくちゃ応援してます。

頑張れ息子。
かっこいいぞ、息子。