王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

カブトとクワガタの話

今回の話はタイトルの通りですので、苦手な方はさっさと離れて下さい。
 
 


 
カブトムシとクワガタムシ、どちらが好きかと言われたら、私は断然クワガタなのである。
私が生まれた北海道には、基本的にカブトムシは生息していないから、自ずと子どもの頃に親しんだ夏の昆虫はクワガタだったのだ。
主にノコギリクワガタミヤマクワガタコクワガタ

ミヤマクワガタはかっこいい。オオクワなんかよりもフォルムがシュッとしてて、頭の後ろが反り返ってて、産毛も生えてて、好きだ。クワガタの中で一番好きだ。
アカアシクワガタも渋くて好き。足の太ももの部分が赤いの。ひっくり返さないと魅力がわかんないんですよ。そういうところが好き。
 
カブトムシはねー、あいつ、成虫で冬越せないんですよね。クワガタはできる。カブトムシのそういうところが根性なくて嫌だな。北海道に生息できない時点で論外です。

※ここからカブトムシに対する一方的なdisが始まります。

カブトムシって丸いじゃん。クワガタって平たいじゃん。なんか丸いのかっこ悪いじゃん。メスカブトなんて、まるっきしコガネムシとかカナブンのフォルムじゃん。

カブトムシのオスって、ツノでケンカするじゃん。息子の幼稚園で飼ってるカブトムシのケンカをこの前見たけど、なかなかに大迫力で、つい見入っちゃったよ。
でもさ。それ、虫対虫のケンカだから通用する戦法じゃん。
カブトvsクワガタのケンカでカブトが勝つのも見たことあるよ。それも虫対虫だから、それでいいんだろうよ。
だが、人間に対する攻撃力というか殺傷能力では、クワガタの方が断然上だよね。
カブトムシのツノでいくら「えい」「えい」ってされても、人間は痛くも痒くもない。一方、クワガタにおもいっきり挟まれると、人間は血が出る。挟まれると痛いんだぞ。カブトムシ(やクワガタ)の装甲にも穴開くんだぞ。カブトムシにそんな芸当はできまい。
 
カブトムシがクワガタに勝てる要素ってどこ?「ツノが一本ぴーんと立っててかっこいい」とかそういう個人的な感情?クワガタとサシで戦ったらたまに勝てるところ?
それだけ?
カブトムシは基本的に(国産では)1種類だけど、クワガタはバリエーションが豊か。それだけでも負ける気がしないんですけど。

以上。カブト推進派の反論はいつでも受け付けます。
 
ついでだから私とミヤマクワガタの思い出を書くね。
 
小学生の頃、「カブトやクワガタを捕まえるトラップ」を本で読んで、酒と黒糖となんだったかを混ぜた蜜を作った。その時、酒が多く入りすぎた。けどまあいいや、と思った。
その蜜を、森林でも何でもない、超海沿いの公園の立ち木に仕込んでみた。
明け方にラジオ体操ついでに見に行ってみたら、8cmくらいの立派なミヤマクワガタのオスがいて、なんかフラフラしてた(ように思う)。簡単につかまえられた。
母が「酔っ払っちゃったのかねー」って言ってた。酒、明らかに多かったからな。
嘘みたいな本当の話。
これ以来、私はミヤマクワガタのファンです。
 
その立派なミヤマクワガタを、虫カゴに入れて学校に持って行って、クラスで飼うことにした。自慢したかったのもある。
しかし2~3日後、虫カゴのフタが開いていて、ミヤマクワガタはいなくなっていた。
「逃げたのかな」って言われたけど、誰か盗んだだろ。絶対。
 
おまけのお話;
北海道のホームセンターでもカブトムシは売っている。しかし、「北海道にはカブトムシは本来生息していないので、逃がさないで下さい」という注意書きが書いてた。
生態系、大切。
 
ほんとはゴキブリや鈴虫の話もしたかったけど、長くなりすぎたので割愛。