夫は好き嫌いがないらしい。「カブトムシの幼虫とかそういう、食べ物じゃないものは嫌だけど、食べ物なら何でも好き」らしい。
そう言う割にはサバとか生臭いものをあまり好んでいないようだが、嫌いではないのだろう。そういうことにしておこう。
私は好き嫌いがある。苦手な食べ物はけっこう多い。前に何回か言ってるけど、レバーが一番苦手で、次に貝類とウニとナマコ・ホヤ系、その次はカニと生エビ、その次は酸っぱくて温かいもの……と続く。
夫は私を偏食だと言う。
私自身は、苦手な食べ物が多いけど、偏食というほどではないと思っている。食べられないものより食べられるものの方が多いからだ。あれもダメこれもダメではなく、「こっからここまでがダメ」「その他のものは何でも食べられる」という領域があるからだ。
でも、考えてみたら、私、好きなものしか食べたくないな。栄養バランスを考えたら色々食べた方がいいのはわかってるけど、本当は肉と小麦と米しか食べたくない。
これら色々を、図にしてみました。
おそらくだけど、夫が「好き」って言ってる領域と、私が「食べられる」って言ってる領域が、同じなのではないかと思う。
夫の「好き嫌いがない」というのは、嫌いなものがない代わりに特に好きなものもあんまりない状態なのではないか。
だとしたら、「はっきりと好きなものがある」私の方が、食に関しては幸せなんじゃね?好きなものを食べると幸せだし。
ちなみに、私は自分を偏食だとは思っていない。
だって、偏食の人ってこういう感じでしょ?
私のイメージが間違ってたらすみません。
偏食の人にだって個人差はあるし、グラデーションのパターンも色々でしょう。「好きなもの」以外は全部「食べられないもの」だという人がいるかもしれないし、「食べられないもの」の領域がもっと狭い人・もっと広い人だっているでしょう。
何でも美味しく食べられるのが一般の理想だけど、人によって体があんまり受け付けてくれない食べ物があるということは、その人にとってその食べ物が合っていないということでしょう。
一般論は、もちろん多くの人に当てはまるから一般論なんだけど、人間ひとりひとりはみんな違うから、逆に一般論がぴったり当てはまらない人の方が多いんじゃないのかな。
最近、そう思っています。
自分は自分。自分だけの自分。