王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

自由研究とは

娘の夏休みの自由研究は、テーマが「理科」と決まっている。県全体で「理科自由研究展」みたいのがあって、優秀作はそこに展示されるらしい。

が。
「理科」の縛りがある時点で「自由」ではない。

なんでだ。なんで理科なんだ。国語や社会で自由な研究したって良くない?
理科は答えが決まってるから?
子どもの理科離れが叫ばれて久しいから?

いや、確かに理科の自由研究はフォーマットがある程度決まってていいと思うよ。疑問があって、仮説を立てて、検証して、結論を出す。
でも私に言わせりゃそんなもん、理科だけじゃなくあらゆる「疑問」に共通の解決方法だと思うんですけど、いかがでしょうかね。
※この段落まるごと、私がよく用いがちなフォーマットである。なんか急に冷静になった。

「社会」でやったっていいじゃん。
普段食べてるお豆腐、どうやって作ってるんだろう?→近所の豆腐屋に見学に行ってレポートをまとめました。
これは、実際私が小6のとき友達と3人で共同でやったやつです。たまたま近所に豆腐屋があったから、思い付きで行ってみました。
揚げたての油揚げを食べさせてもらって、「油揚げって豆腐だったのか!!」という発見があった。そしてクラス内の優秀賞みたいのをもらった。私には珍しい、いい思い出である。

「国語」でやったっていいじゃん。
おばあちゃんちに行ったらおばあちゃんやひいおじいちゃん、大叔父さんがワケのわからない言葉を話していたので、どういう意味か聞いて調べました。それが私たちの地域では何というのか、他にはどういう方言があるのか比べてみて、更にどうしてそういう言い方をするのか調べました、とかさ。
面白そうじゃない?

前回の釣りの話だって、「どうやったら釣れるかな」→深さを変えてみる→釣れた! っていうのも立派な研究だと思うんですね。
みんなが当たり前にやってることです。みんな、日々気付かないうちに研究やってるんですよ。

それを「理科」「自由研究」なんて言うもんだから、テーマに困るわな。

こんなんだから子どもの理科離れが進むんではないのかなー。
難しく考えることないんだって。

そんな娘の自由研究がどうなってるかというと、なんかカブトムシの観察をするとか言ってたけど、友達からもらったのがメスカブトとミヤマクワガタのオス(なんで?)だったのと、本人も何をやりたいのかわかってないので、難航しそうです。
もう、キャッサバでん粉と片栗粉でタピオカらしきものを作って両者の性質を比較する実験に切り替えるか?水にいろんなもの溶かして凍るまでの時間比べとかするか?

めんどくせ←本音。