王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

娘の夏休みが終わって~自由研究の話

皮肉なものね。
夏休みが終わった土日の方が時間に余裕があって、楽しくゲームで遊べるなんて。

夏休み中も学童保育に通う核家族共働き家庭の子どもは、親が手伝える土日でないと大型の課題(自由研究、読書感想文など)ができないのだ。

そんなに手伝わなきゃいいじゃんとお思いかもしれないが、自由研究も読書感想文も、本格的な課題になったのは3年生の今年からなのだ。最初はやり方をレクチャーしながら一緒にやらないと、何をどうしていいかすらわからないだろう。
来年からはそんなに手伝ってやらないから、覚悟しとけよ娘。

土日も時間に余裕がなかったせいで、夏休み中は私も娘も気持ちに余裕がなかった気がする。今やっと落ち着いている。
二学期は8/26から始まった。

自由研究のうち優秀な作品は県のコンクールに出展する、というお知らせは前もって受けていたのだが、娘の作品が出展作品に選ばれてしまった。クラスで2人のうち1人。
やっちまったな、と思った。私の手を入れすぎてしまった。
 
テーマは、パンのカビの観察。カブトムシ研究が頓挫したので、急遽すぐできるテーマに変更したという経緯がある。それでも観察に1週間くらいかかったが。

私が毎朝パンの写真を撮った。
その写真を貼り付け、気がついたことを書く。娘にも考えさせたが、大半は私が誘導した。
それによって着眼点を教えたつもりである。生えた場所とか、広がり方とか、色とか、種類(一種類か複数種類か)とか、そういうのを書けって言った。

私の本業がそっち方面だから、ついそっち目線で入れ知恵をしてしまった。
本業はカビでも研究職でもないんだけど、観察力、分析力を使う仕事なのは同じことである。

詰めが甘い研究だったんだけどなー。

自由研究のやり方を書いたプリントには、「写真でもいいがなるべく児童の描いたスケッチが望ましい」とあった。そうだね。でも時間ないから写真を貼った。

カビの研究なのに、気温も湿度も取ってなかった。本来記録するべきだ。まとめの所に「温度記録してなかったテヘペロ♪」って書いた。※こういう書き方はしていない。
 
図鑑などでカビの種類まで調べてたら良かったけど、それもやらなかった。まとめに「次やることがあったら種類も調べたい」って書かせた。

穴だらけの自由研究なんだけど、その穴があるからこそ、大人の手があまり入ってないように見える絶妙なレベルに仕上がっちゃったのかな。 
まとめ方も、レイアウトの美しさとかを丸々無視してただ書き殴っただけだから、尚更余計に。

まあいいや。来年はもっと自力でやってもらおう。

失敗したー失敗したーってグヂグヂ言ってたら、夫が、自分の初めての自由研究も母親に色々手を貸してもらってコンクールに送られた、最初はそんなもんだ、って言ってくれたので、少し気が楽になった。
 
あと、私のやり方が自由研究として正しかったことは、なんか素直に嬉しい。
  
*おまけ*
娘の同級生にパン屋さんがいるので、「そこの店のパンを、わざわざそれだけのために1個だけ買ってカビを生やしました、って言ってみたら?」とブラックなジョークを言ってみた。ウケた。
娘は「パン屋さんの子には絶対言えない」と言ってたので大丈夫だが、私の性格の方はあまり良くない。
尚、パンはうちのホームベーカリーで焼いて余って冷凍していたもので、そこのパン屋さんのものではありません。