王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

いもくりかぼちゃ

女子は芋・栗・かぼちゃが好きらしい。
 
その中だと私、かぼちゃしか好きじゃないな。あとの2つは美味しいけどそれほど好きでもない。

いろいろ考えた結果、私はホクホク感が苦手なんだと思う。甘味とかじゃない。甘いものは普通に好きだ。
ホクホクと言えば聞こえはいいが、一歩間違うと粉っぽくてモソモソである。モソモソという欠点を無理やり美点に変えようとした結果生み出された概念がホクホクなんじゃないのか。

「ホクホクが嫌なんだったらどうしてかぼちゃは好きなんだよ、今のかぼちゃはホクホク系が人気じゃないか」と思われるかもしれない。
本来私の好きなかぼちゃは、昔ながらのねっとり系だ。しかし最近では誰が流行らせたのか、ホクホク系のが多い気がする。「栗みたいにホクホクのかぼちゃ」。だったら最初から栗食っとけよと思う。
私の場合、かぼちゃは大半煮付けで食べちゃうからそれほど気にならない。他にはレンチンして半マッシュ状態にしてマヨネーズで和えたサラダとか、5mm程度にスライスしてオリーブオイルと塩で焼きかぼちゃとか、ホクホクが気にならない食べ方をするので問題ない。ホクホク(=モソモソ)のかぼちゃをうっかり天ぷらにしちゃった時なんかもう大変よ。天つゆひたひたにしないと食べられない。塩でなんかとても食べられない。

さつまいもに関しては、個人的に一番好きな食べ方はフライド(スイート)ポテトだ。8×8×70mmくらいの拍子木切りにして油で揚げ、塩をまぶすだけ。去年大量にさつまいもを頂いたんだが、大量消費したいときはフライドポテトに限る。ホクホク感が消え、甘しょっぱくて美味しい。
さつまいもご飯も美味しいが、芋いらない。もう一度言う、さつまいもご飯の芋いらない。適度に風味がついたご飯だけ食べたい。
あと、さつま汁は好き。汁がモソモソを消してくれるから。
天ぷらもまあまあ。でもかぼちゃの方が美味しい。
焼き芋・蒸かし芋が最も苦手。理由は言うまでもなかろう。だが、ねっとり甘い安納芋の焼き芋は、私が認めるほどの美味しさだった。あれは好きだ。ねっとりだから。
大学芋もわざわざ食べたいとは思わない。好きだったら作るが、あれは労力がかかりすぎる。
思い出した。15×15×150mmくらいの拍子木切りにして、同じ大きさのチーズと一緒に春巻の皮で巻いて揚げるのも美味しい。
……このように、私はさつまいもを如何にしてしょっぱいおかずに転化しようか考えていたのである。去年大量に頂いたのがきっかけで気づいたことだ。甘くてホクホクのさつまいもはおかずにならないし、おやつとしてもそれほど好きじゃない。
 
「さつまいものホクホクが苦手だったらじゃがいもはどうなんだよ」と思った方もいるかもしれない。実は子どもの頃はじゃがいも苦手だった。カレーのじゃがいも(大きすぎないやつ)とフライドポテト、ポテトチップスは好きだったが、ポテトサラダとか粉ふきいもはダメだった。理由はただ一つ。モソモソするから。
でも、じゃがいもは何故か知らないけど克服した。他数点の苦手食材と一緒に、歳を取ったら食べられるようになってた。多分、甘くないからおかず認定されたんだろう、私に。
北海道だったので、皮むいてまるごと粉ふきいもにしたみたいなやつが大量に鍋で出てきて休みの日の昼ごはんになってたこともあった。それをバターと塩辛と一緒に食べる。実は苦手だったけど、バター多めに乗せてしっとりさせて乗り切ってた。

じゃあ私はホクホクする甘い食材がいまいち苦手なのかな。

栗。
地球上から栗が無くなっても私は困らない。おそらく栗大好きな人とリス等の野生の小動物以外は困らない。
栗ご飯の栗がいらない。前述のさつまいもご飯と同じ理由である。
モンブラン?買わない。ケーキ買うんだったら私はどっしりしたベイクドチーズケーキを選ぶ。モンブランは多分一番最後の選択肢だ。
あと栗ってなんだろ、ゆで栗とか天津甘栗とか、栗きんとんとか、北海道の茶碗蒸しに必ず入ってる栗甘露煮とかかな。無くてもいいな。
栗は食べるまでにかかる労力が大きすぎる。食糧が慢性的に不足してた時代ならいざ知らず、現代でわざわざ栗を食べる必要がない。好きな人が食べれば良いもの。
 
私はどうやら、好きでない食べ物のことを語ると熱くなるようです。前に「好きの反対は無関心」というタイトルでところてんの話をした時も熱が入ってました。
 
あと、物体の寸法をmmで言う。これは職業病みたいなもん。