専用調理器具が苦手です。
「それにしか使えないもの」っていうコンセプトがそもそも気に入らない。使用頻度が小さい上に収納場所を取るから。
例えば、リンゴの芯抜き。パイナップルの芯抜き。キャベツの芯抜き。
例えば、きゅうりなんかをクルクルの螺旋状にスライスする道具。
例えば、アボカドの皮剥き専用器具。桃の皮剥き専用器具。
例えば、芋の皮を剥けるトゲトゲのついたゴム手袋。
例えば、餃子を包む型。
例えば、ゆで卵をスライスするやつ。
年に何回使う？
だいたい包丁でいけるじゃん包丁で。
きゅうりクルクルと餃子包みはさすがに無理だけども。
ピーラーとかスライサーもあんま好きじゃないのよ。
ピーラーで剥き残した皮は結局包丁で剥くことになるし、スライサーかけて最後に残った野菜は結局包丁で千切りすることになるもん。
だったら最初っから包丁でやった方が洗い物が少なくて済む、というのが私の持論です。
人参や大根、蓮根の皮剥きはさすがにピーラーが便利なので使っていますが、りんごやじゃがいもは絶対剥き残しが出るので最初から使わん。
スライサーで親指の先を1mmくらい切り落としてから怖くて使えなくなったのは内緒の話。
さて、包丁に全幅の信頼を置いている私ですが、キャベツの千切りが下手くそです。百切りくらいになる。幅2mmくらいになっちゃう。
スライスオニオンとか、人参サラダにするための人参千切りとかは普通にできるのに、キャベツだけはどうも苦手です。
半玉とか1/4玉にして端から切っていくんだけど、あいつ半端に硬い上にデカいし、層状になってて、一番上の葉は狙い通り幅0.5mmくらいに切れても、下の方が幅2mmになったりしません？
包丁いくら研いでもダメなんだよなー。刃の入る角度が一定じゃないのかな。
とんかつ屋さんで出てくるようなフワッフワの薄ーい千切りが食べたくなった私は、満を持してキャベツピーラーを買ってしまいました。いつも行く100均に置いてなかったので、適当に高いやつ買っちゃいました。
使ってみると……
まず薄いからいくら削っても削っても全然減らない。終わりが見えない。
削ってるうちに半端な大きさの葉っぱがボロボロ取れてくる。
そこらじゅうに千切りキャベツが飛び散る飛び散る。
残ったキャベツの形が美しくない。
なんだこれ、私の使い方が悪いのか？
これだったら包丁でやった方が話が早ぇや。買って損したかも。
やっぱり専用調理器具は苦手です。
包丁最強。男前（謎）。
