小さい子を連れてトイレに並んでいると、前に並んでいる方がご親切に「お先にどうぞ」って順番を譲って下さることがある。子が「もれる～」とか言ってるとその確率は上がる。わざと言わせてるわけじゃないですよ、念のため。
本当にありがたいことである。子を連れていると本当にご親切な方が多いのに気づく。誠に恐縮である。現代の日本もまだまだ捨てたものではないのである。
が、子をトイレに連れて行くタイミングでは、私も同時に用を足したいことが多い。子が用を足したそうなのを見て「お先にどうぞ」と譲ってくれた方もまた用を足したくて待っていらっしゃるのに、子に用を足させた後に私まで用を足しても良いものであろうか。その方は子に譲って下さったのであって、私に譲って下さったわけではないのだから。
申し訳ないが、私は自分の用も足してしまう。背に腹は代えられないからだ。
子に用を足させた後、一旦トイレから出てまた並び直すのも変じゃない？
譲って下さった方に申し訳ない気持ちはある。だが私も限界に来ている場合が多いのである。
出た時に、譲って下さった方がまだ並んでいれば、平身低頭的な勢いで感謝の意を述べてその場を後にする。「オメーに譲ったんじゃねーよ、何ちゃっかり用足してんだよ」と思われている気がして落ち着かない。
子持ちの皆様はどうされているだろうか。
「子持ち様」と思われたくないあまり恐縮してしまう場面って他にも沢山あるね。
