王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

輪ゴムは買いたくない

輪ゴムって、どうしてあんなに大量に箱に入っているのでしょう。単価が安いからです。
 
終わりません。

輪ゴムって、けっこう繰り返し使えるじゃないですか。「すぐ切れるじゃん」という人もいるかもしれませんが、使いかけの冷凍食品やら食べかけのお菓子の袋にかける程度なら、10回くらいは持ちませんか? 
あの安さでそんなに使えるのって、私は、結構すごいことだと思うんですよ。

輪ゴムの材料は、だいたい天然ゴムです。

天然ゴムって、凄いんですよ。
まず安い。それでいてゴム界トップクラスの伸びと強度を誇る。
劣化しやすいのが欠点ですが、劣化しにくい種類の合成ゴムではなかなかあの強度は出せません。出せたとしても値段が高くなっちゃう。
安いから、劣化したら捨ててもあんまりもったいなくないしね。

捨てた輪ゴムを燃やすとCO2が出るのでは?という心配も無用です。
天然ゴムの原料はゴムの木の樹液です。捨てた輪ゴムを燃やしたときに発生したCO2はゴムの木が吸ってくれて、また新たな樹液を産み出してくれるのです。サステナブルカーボンニュートラル
※理論的にはそう言われてます。
 
輪ゴムなんて、作るのにそんなに難しい技術は要りません。それに加えて、先ほど言った通り、天然ゴムは原料が安いです。なんならゴムの中で一番安いくらい。
そういうわけで、もともとナチュラルボーン高品質ゴムなのに、100gも入って100円(税抜・ダイソー価格)という低価格で売られてるんですね。100gって何本入ってんだ。うちにある精度の悪いキッチンスケールで量ってみたら、20本で3gくらいだったぞ。すごい量入ってる←適当。

なのに、結構長いこと再利用して使えてしまうんですよ。

だから私は、輪ゴムは買いたくありませんでした。100gなんて、一生かかっても使いきれる気がしねえ。使いきる前に劣化しちゃいますよ。
スーパーでお惣菜買ったときについてくる輪ゴムとか、薬局で薬の袋を束ねてる輪ゴムとか、そういうのを集めてチマチマ再利用して乗り切りたかったんです。 

しかし、子どもたちがある日、輪ゴム鉄砲にハマっちゃいましてね。
家にある輪ゴムストックじゃ、すぐに全部無くされてしまうので、泣く泣く買いましたよ。100g100円(ダイソー)の輪ゴムをよ。
しかも買ったとたんに輪ゴム鉄砲に飽きて、使わなくなってんの。
子どものブームの短さは異常。
 
もしこの箱の輪ゴムが全部劣化して使えなくなっても、燃やしたときに出たCO2がゴムの木に吸収されると考えたら少しは溜飲が下がるかな……と思ったけど、やっぱもったいないな。
100g100円じゃなく、10g10円で売って欲しいわ。20円でも私は買う。
 
ほんで、スーパーのお惣菜コーナーに置いてある輪ゴムって、どうして緑とか赤なんでしょう。無着色じゃない理由を知りたい。

※2022年7月14日追記……お惣菜は茶色系が多く、特に揚げ物は、無着色の輪ゴムの色に似ています。もしお惣菜の中に輪ゴムが混入したら、無着色では発見しにくいです。だから着色された輪ゴムを使うんだそうです。勉強になった。