王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

シュールなロールプレイ

息子(もうすぐ年長組)が寝る前、こんなことを言い出した。
「Aくんは悪い悪魔なの。Bちゃんはお姫様。」
Aくんは息子と仲のいいお友達だ。だから悪気はないはずだ。ただの気まぐれ脳内ごっこ遊びだろう。Bちゃんは、一番仲のいい女の子だ。言わずもがな。 
 
「じゃあCくんは?」と聞いてみた。CくんもAくんと同じくらい仲が良くて、息子を含めていつも3人で遊んでいる。
「Cくんは、雪山にいるゴリラ。」
なんだと……。
 
「息子(本人)は?」
「勇者。」
当然のように言うな。フフンって感じで言うな。AくんとCくんがなんか可哀想だろ。そしてお前やっぱBちゃんのこと好きだろ。
でもその、自分を当然主人公に据えるところはすごく羨ましいな。いいぞ息子。
 
「Dくんは?(仲良し度◎)」
「Dくんは、勇者が乗ってる電車。」
勇者の移動手段、電車!?仮面ライダー電王以来の衝撃だぞそれは。そんでDくんに乗るのかい。
 
「Eくんは?(仲良し度◎)」
「動物園にいる、チンパンジー。」
かわいそ。
 
「Fちゃんは?(仲良し度○)」
「お姫様の、二人目。」
お。
 
「Gくんは?(仲良し度○)」
「動物園にいる、サル。」
「Hちゃんは?(仲良し度△)」
「ただの走ってるモンキー。」
サル系多いな。
 
「Iくんは?(仲良し度✕)」
「Iくんは、勇者が電車に乗るときの、仲間。」
これは意外。
 
「Jくんは?(仲良し度✕・特に相性が悪いみたい)」
「Jくん(笑)!Jくんは、勇者が食べてる、鮭のふりかけ。」
あんまり好きじゃないからって食べるなよ。

「Kちゃんは?(仲良し度不明)」
「死んだお姫様。」
モンキーじゃなくお姫様ってことは、そこそこ好きなのかしらん?死んでるけど。

「Lちゃんは?(双子の片割れ)」
「塩こんぶの、塩。」
塩。
「Mちゃんは?(双子のもう一人)」
「洗濯してるふりかけ。」
またふりかけ。洗濯とは。
 
「Nくんは?」
「お菓子に入ってる、砂糖。苗字が“佐藤”だから。」
さとう。
 
覚えてる限り、こんな感じでした。
適当とはいえ、よく間髪入れずに答えられるなあ息子。ちょっと感心しちゃったよ(親バカ)。
シュールなのは当たり前だよね。幼児って奴は大人の「現実」を生きてないですからね。
幼児はその存在自体がシュールレアリスムなのかも(いいこと言った風)。