王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

子どもの夏休み+私が働くこと

始まってしまったよ。小学校の夏休みが。
以下、去年も言ったかもしれない話も交えて雑感を記す。
 
うちは共働きで近くに祖父母も住んでないので、子どもは毎日学童だ。毎日お弁当作りだ。3年目だけどまだまだ慣れるってことがないね。
そもそもそんなにお弁当を作るのが好きではないので、惰性で何とかやってる。子どもの弁当は私の見栄とプライドのせいで適当にしたくないので(しかし半分くらい冷凍食品なのでちゃんとしてる人から見ると適当)、前日の夜に何かしら仕込みをしてる。ゲームをする暇もありゃしない。
無理やり前向きに考えるとするなら、自分が会社に持ってく弁当が自動的に普段よりややランクアップするかな。
あとは、こんなお弁当でも娘が喜んでくれてること。こんなんでいいんですか、こんなんで~~(泣)。
 
私が子どもの頃は、夏休みはキラキラでワクワクだった。北国の短い夏休みだが、近くの海に毎日泳ぎに行ってたし、絵とか自由研究とか、計画立てて、適当なりにしっかりやってた。勉強系の宿題は最初の3日で終わらせた。
母が専業主婦だったから、私は夏休み期間中ずっと家にいることができた。だから楽しかった。
 
娘は何事にもやる気がないように見える。夏休みに入ったと言っても、毎日学童に行ってるので、自由な時間は限られている。実質的に、一般的なサラリーマン=つまり私のお盆休みと土日しか、娘の「完全な休み」はないのだ。
 
これを可哀想と見るか。
私個人的には若干可哀想にも思うが、できればそう思いたくない。これを可哀想と思うことは、共働きを否定することになるからだ。

昭和の家庭だったらいいよ。おとうさんが働いて、おかあさんは家にいて家事と育児をして。それが一般的だったんだから。モデルケースだったんだから。
違うとは言わせねえよ。「国民的アニメ」のサザエやのび太の家庭を見てみろよ。
あの時代だったら、「おかあさんが働いてる」=よっぽどキャリアかよっぽど貧乏、または自営業のどれかだったんじゃないか。
 
そのどれでもない私は現在働くおかあさんだが、なぜ働いているのかというと、まずは金のため。我が家のトータル所得を上げたい。余裕のない暮らしは嫌だ。
次には「私が働きたいから」。大学まで出してもらって身につけたスキルが社会でなんかの役に立つなら、それを役立てたい。
社会貢献とかそんな立派なもんじゃなく、例えばゲームやっててなんか新しいスキル覚えたら次の戦闘で使いたくなるっしょ。そのくらいの気持ちよ。
 
あとは、家庭内での発言力を保つため。自分で所得を得ることができるので、経済的DVを受けずに済む。突然一人で放り出されても、自分一人、あと子どもが加わってもなんとか食っていけるだけの収入があるということが自分の自信に繋がる。

誤解なきように言っておきますと、うちは決して「金=力」とかそういうさもしい家庭ではないし、私一人になることはまずない(はず)です。私個人が「稼げる」=「自立」「発言権」って思ってるだけです。私の自己評価が低いから、数値的(つまり所得)な裏付けがないと自信を保てないだけです。こんな人もいるんです。

娘にも、「男とか女とか関係なく、自分の力で金を稼いでメシを食える人間になれ」と言ってます。その点は夫もそう言ってます。
働かないとしても、働ける人になるためのスキルを身に付けることを怠ってはいけない。最後に頼れるのは自分だけだから。
  
まあ、デリケートな問題なので、いろんな立場からいろんな異論があるのは認めます。
今回の話は「私はこうだよ」ってだけの話です。

学童行ってる娘や保育園行ってる息子には夏休み中あんまり自由な時間はないけれど、「おかあさんが働いてる」仲間はいっぱいいるので、夏休みはこんなもんだと思ってほしい。
 
ていうか、宿題やら自由研究やら各種作品やら、やることが多すぎるよ今の子どもは。
夏休みは休ませてくれよ。
親と子の願い。