王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

ロールキャベツ!

少し前に、スーパーの惣菜のポテトサラダや冷凍食品の餃子が手抜きか否かというチョビ炎上騒ぎがあった。

それを受けて先日、朝の情報番組で「手間がかかる料理を時短する」特集が組まれていた。手間がかかる料理の例として、ポテトサラダや餃子と並んで「ロールキャベツ」が出ていた。
私が「ロールキャベツかぁ……」と言うと、娘が「ロールキャベツってどんなの?」と言った。
もしかしたら、娘が生まれてからは作ったことなかったかな?
生協からキャベツ丸ごと一個届く予定があったので、「よし!週末に作るわ!」と娘に約束した。
逆に、約束でもしないと、ロールキャベツなんかめんどくさくて作る気にならない。
 
私はロールキャベツが大好きだ。しかしあれは手間がかかる。特に難しい作業はないが、工程が多い。

・みじん切り玉ねぎをしっとり炒める。
・その間に湯をたっぷり沸かす。
・丸ごと一個のキャベツから、なるべく破れないように葉を1枚1枚剥がす。
・剥がした葉を湯で軽く茹でてしっとりさせる。
・玉ねぎを炒め終わったら、牛豚合挽き肉をベースにハンバーグの肉ダネを作る。
 私はハンバーグの時よりスパイスを抑えめにし、必ずケチャップを入れる。
・キャベツの葉に、俵型に成形した肉ダネを巻く。
コンソメスープで15分煮込む。
・味が馴染んだらできあがり。
 
ハンバーグですら結構めんどくさいのに、ハンバーグより3工程くらい多い。
私の母は料理上手の昭和の専業主婦だったが、その母に「なんか食べたいものある?」と聞かれたとき「ロールキャベツ!」と答えると「めんどくさいから他のにして」と言われる。ロールキャベツとはそんな料理だ。

よっぽど好きじゃなきゃこんなの作らないよ。
私は好きだから作るのだ。食べたいから作るのだ。
好きでもない料理に、こんなに手間をかけたくない。ロールキャベツが好きでなければ冷凍食品の餃子でも焼いてた方がよっぽど建設的だ。ちなみに冷凍食品の餃子はとても美味しい。
 
今日ロールキャベツを作って、娘に「これがロールキャベツだ!」と言いながら出した。
娘は初めての?ロールキャベツを食べて、「美味しい!」と言った。大ぶりのロールキャベツを、2個食べた。
美味しいだろう!
 
それより、息子が食べたことにびっくりした。息子はキャベツがあまり好きじゃないのに、肉そっちのけで、剥がしたキャベツを食べてた。画期的だ。
(残した肉はお姉ちゃんが美味しく頂いた。)
 
ちなみに、コンソメでなくトマトスープやクリームスープで煮込むのもあるが、私は母に教わったコンソメが一番好きだ。
肉ダネから染み出した肉汁とケチャップのトマト出汁が、コンソメスープを更に美味しくするのだ。
よく、蟹鍋のとき、蟹のエキスが白菜に染み込んで「白菜が蟹に化ける」って言うじゃないですか。
あれと同じで、キャベツが肉汁とコンソメとケチャップを吸い込んでめちゃくちゃ美味しくなるのです。
 
ロールキャベツが無くなった後のスープでザク切りキャベツを煮込めば、ヘルシーおつまみに丁度いい煮込みキャベツができますな。
今それ食いながら飲んでる。
 
幸せだぁ!
ロールキャベツ!
 
食べたいものは自分で作るのが一番。
時間とやる気がある時にね。 
 
ポテトサラダも自分で作る方が惣菜買うより美味しいけど、あんまり時間ないから買ってるよ。