王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

我が家の鍋事情

我が家では、毎週土曜日は鍋パーティーである。

何らかの鍋と、その他のおかず1品、あとはおやつやデザートやおつまみを用意し、大人は酒、子どもはジュースを飲みながら、夜更かしをする。

鍋のシメの雑炊用ご飯やうどんやラーメンなども一応毎回用意するのだが、滅多にシメにたどり着かない。酒も飲んでるので、シメの前にお腹いっぱいになってしまう。子どもたちも、アイスとか食べて満足してる。
 
残った鍋の汁+具材は、次の日の昼にやっとご飯やうどんやラーメンを投入され、お昼ご飯になる。
ちなみに朝は起きる時間がみんな揃わないので、めいめい好き勝手なものを食べる。普段(平日)から、私は絶対に朝はパンだし夫は絶対にご飯を食べたいので、無理に揃えていない。子どもたちはその日の気分で何を食べたいか決める。みんなそれぞれ好きなものを食べた方がみんな幸せに決まっている。

さすがに鍋パは家族みんなでやる。そのくらいでいいじゃないか。
 
今でこそ毎週鍋パができるようになったが、少し前までは子どもたちが鍋を好まなかったので、鍋なんか滅多にやらなかった。
なんか急に、子どもたちが鍋を喜ぶようになった。「パーティー」の魔力だろうか。

そもそも、鍋って、子どもが喜ぶ要素あんまりなくないですか?

私は子どもの頃、鍋が好きではなかった。白菜が苦手で、他の野菜もあまり好きではなかったからだ。また、何が主役かわからない料理は全て食指が動かなかった。鍋の他にはおでん、八宝菜、酢豚など。全ての具材が「その他」みたいで、何を食べていいのかよくわからなかったからだ。

あと、鍋の味付けがそもそも好きではなかった。
今でこそキムチ鍋、カレー鍋、トマト鍋、ごま豆乳鍋などいろんな鍋スープがあるが、私が子どもの頃は寄せ鍋と水炊きぐらいしかなかった気がする。寄せ鍋は、魚や海老から出汁が出るのが苦手だった。今でもそこはやや苦手だ。水炊きは、ポン酢が苦手だった。
しゃぶしゃぶとすき焼きは好きだったが、あれらは私の中で肉料理カテゴリであり、鍋料理という認識はなかった。

もし当時キムチ鍋があったら、私はもっと鍋に対していい印象を持っていたかもしれない。キムチ鍋は美味しいからだ。
チーズカレー鍋も美味しいし、濃厚豚骨鍋も美味しい。

私は子どもたちに鍋を喜んでもらえるよう、いろんな鍋スープを買ってきた。
その中で一番ウケが良かったのは、なんと
 
寄せ鍋。

………………。
 
そういえば下の子は魚が大好きなんだった。

魚介から出る出汁をあまり好まないのも、魚の皮を食べられないのも、貝やカニやウニを食べられないのも、うちでは私だけなのだ。うちでは私がマイノリティなのだ。それをすっかり忘れていた。

どうしても私は私基準で物事を考えてしまうきらいがある。だって他人の気持ちなんか、本人にしかわかりはしないのだから。でも、私は大人なので、こうなんじゃないかなという推測くらいはする。
精一杯忖度した結果が、これなのだ。いつもこうだ。他人(子どもも他人)の気持ちなんか、私にはいつもいつもわからない。
 
どうしてうちの子たちは子どものくせに寄せ鍋が好きなんだよう。チーズカレー鍋の方が美味しくなかったー?ねえー。

ほんで夫も「普通の鍋がいい」って言う。それはなんとなくそんな気がしてたわ。
 
私としてはもっと色んな冒険をしたいのだが。
子どもの頃には売ってなかった色んな鍋スープをもっともっと試して、試して、試した挙げ句、寄せ鍋に戻ってくるんなら話はわかるよ。
まだ5種類くらいしか試してないんだよ?
寄せ鍋への回帰、早すぎない?
 
ちくしょうめ。
来週は寄せ鍋じゃないやつにしてやる。 
 
週末鍋パ、まだまだ続きます。