王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

めんめんめんどくさい

休日のお昼ご飯に、うどんやラーメンなど温かい汁の麺料理を作って食べることはごく一般的であるし、一品で満足できるお手軽さは魅力的である。
しかし、うちでは温かい汁の麺料理が登場することはほとんどない。
 
夫がこだわるせいである。
 
ごめんなさい。普段私は「インターネットに密室なし」の言葉を信奉しており、家族や知人に見られて困ることは書かないのがポリシーなんですが、今回は例外です。

温かい汁の麺を作るときって、皆さんどういう手順で調理なさっているでしょうか。
例として、乾麺のうどんで説明してみます。
 
夫の理想
・汁は作って温めておく
・麺を茹でる
・冷水で締める
・別途沸かしておいたお湯で麺を湯通しする  ※1
・麺を湯切りして、丼に張った汁に投入
・熱いうちに食べられるよう、トッピングは手早く、最小限に  ※2
 
はいわかってますよ。この手順をやると間違いなく美味しいです。100点に近いうどんが完成しますよ。
夫は学生時代、和食ファミレスでバイトをした経験があり、温かい麺の調理をそこで学んだそうです。
 
しかし、一般的な家庭のコンロでは、汁を作るのと麺を茹でるのとで2口を占領してしまい、麺を湯通しするための熱湯がなかなか準備できないのが現実ではないでしょうか。いつでも湯が沸いてるレストランの厨房ではないので。
私の場合、麺を冷水で締めるとき、麺を茹でてた鍋をそのまま使うしね。別途ボウルを汚すことはなるべくしたくない。主婦は、極力洗い物を少なくする工夫をする生き物です。
努力すればできるんですが、その努力をしたくない。
 
それに、家族4人分を全て100点の出来にするの、難しくないですか。
 
というわけで私のやりたいやり方
・汁は作って温めておく
・麺を茹でる
・冷水で締める  →ここまでは同じ
・麺は湯通しせず、熱い汁に投入して温める  ※1
・一品で栄養が取れるよう、また、見た目が華やかになるよう、卵だの天かすだのほうれん草だのわかめだのかまぼこだのネギだの、色々トッピングしたい  ※2

これでも80点くらいのうどんは食べられるのよ。

※1と※2の違いはもう、目指すゴールの違いと言えるでしょうね。
夫のやり方は確かにファミレスで客に出す「商品としての美味しいうどん」ですが、私のやり方は家庭で手早く効率的に作る「ある程度栄養バランスを考えた一食の食事」なんです。
この点に気づいたから、敢えて愚痴っぽい内容を書こうと思いました。
 
袋のインスタントラーメンでもそう。
結婚当初、二人分を一つの鍋で作って半分に分けたり、色々な具をトッピングしたら、「麺がのびる」「汁がぬるくなる」と不満そうだった。
いや家庭で作るインスタントラーメンってそういうもんじゃない?私の実家ではそうだったんだけど、ここは家庭によるのかな。
以後ラーメンは1人1鍋で作るようにしたけど、トッピングは色々したいなー。

だから、今ではうちのお昼ご飯に温かい麺はほとんど登場しません。めんどくさいからです。
「じゃあ作ってよ」って言うと「それは嫌」って言うくせに、人の作った物に文句は言うのな。いや、明らかに不味い落第点の料理なら文句は言っていいけど、そんな不味いもん作ってないはずだよ?

地雷は回避するに限るのです。

そして、私と子どもたちだけのお昼ご飯に、ここぞとばかりに温かい麺が登場し始めました。
天ぷらそば美味しい~。