王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

空手の合宿のしょーもない話

息子が通う空手道場では、夏と冬の年2回、2泊3日の合宿がある。
下は園児から上は大人まで、県内全ての道場から大勢の門下生が集まり、宿泊して稽古する。

部屋割りは、大人は大人、中高生は中高生、小学生以下は小学生以下同士で組む。人数にもよるが、大体は同じ道場の子ども同士で編成される。子ども同士の班でも、上級生なり指導員なりが面倒を見てくれるので、安心して預けられる。

顔見知りの子どもたち同士で宿泊。
こんなの、楽しくないわけがないだろう。


息子は毎回、何らかの面白エピソードを持って帰ってくる。

どん兵衛をおごってもらったのもその一つ。↓これの「その2」の方のおはなしである。

yamakinkin.hatenablog.com


合宿の2回に1回くらい、うんこを漏らしちゃう奴がいる。
漏らしちゃった子の一人は息子と同じ道場の子で、その子を見かけるたびに私はいたたまれない気持ちになる。本人や仲間たちはもう気にしてないのかな。
その子が漏らしちゃったときは息子と同じ部屋のときで、息子いわく、状況はこうだ。
「朝起きて、俺がうんこしてたら、トイレの外から『もれる~』って声が聞こえてきて、トイレから出たら○○くんが漏らしてた。」
いや間接的にお前のせいなのかい!
息子は多分悪くないんだけどさー、なんかごめんね○○くん。

合宿のお昼ご飯は各稽古場(体育館)で仕出し弁当を食べるのだが、誤ってハンバーグの上に座っちゃった奴がいるらしい。
さてはお尻を茶色くするの好きだな?子どもたち。

夜にカップラーメンを食べる子がけっこういて、息子は過去に2回、誤ってラーメンの汁をかけられたそうだ。
かけた子は2人とも絶妙に息子と関わりの深い子なので、「あいつかw」みたいな感じで笑える。火傷しなくて良かった。

カップラーメンに水(お湯じゃなくて水)を注いで、それをフォークで突き刺してボリボリ食べていた子がいたそうだ。その子は指導員に「何食べてんの!?」と突っ込まれていたらしい。
カップヌードルチリトマト味だったらしい。この事件以来、息子はカップヌードルチリトマト味を見ると「あの時××先輩が食べてたやつだ!」って言う。インパクトが強かったんだろう。確かにこれは強い。


合宿に参加する度に面白エピソードを持って帰ってくる息子だが、私が一番面白かったのは下記のおはなしだ。

最近になって息子がよく関わるようになった、ひとつ年上の子がいる。その子がどんな子なのか聞いてみたら、「合宿のときにケンカした思い出しかない」と言っていた。
どんなケンカをしたのか聞いてみると、
「アイスの賞味期限があるのかないのかでケンカした。俺は『ないよ』って言ったんだけど、あっちは『あるよ』って。『ないよ』『あるよ』でしばらくケンカしてた」
だそうである。
そういうのはケンカとは言わないよ……。

「しばらく言い合ってたら、□□くん(相手の子と同学年・その学年ではトップクラスの実力者)が『なにケンカしてんの?』って言ってきて、『アイスの賞味期限があるかないか』って言ったら、『しょーもな』って言われた」
らしい。

ほんと『しょーもな』だよ。□□くんは正しい。
そこで□□くんが「アイスに賞味期限はないよ」と言ってくれて、その場は収まった。□□くんがアイスに賞味期限がないことを知っていて良かった。

マジでしょーもない。
息子からその話を聞いた私も、まず「しょーもな」って言った。
その話を展開した娘も「しょーもな」って言ったし、娘が友達にその話を披露したら友達も「しょーもな」って言ったらしい。
万民に共通の感想:「しょーもな」。

こういうしょーもない話でああだこうだ言えるのも今の年代のうちかな、と思ったら微笑ましいですね。
無理やりまとめた。


夏合宿は来月に予定されている。
楽しんできてほしい。
今年も面白エピソードが聞けるといいな。