今朝、通勤途中にある保育園の前でビニールプールを用意している職員さんがいました。夏ですねえ。
夏といえばメロン。
※もっとあるし、同じウリ科だったらむしろスイカだろというツッコミ待ち。
でも今日は忘れられないメロンの話。忘れようったって忘れられないメロンの話。
私はメロンが大好きです。私の子どもたちもメロンが大好きです。
スーパー等でメロンが売られていると、必ず値段を確認し、納得が行けば買います。夕張メロンみたいな高級ブランドメロンは買えませんが、近隣で栽培されたそこそこ美味しそうな中玉くらいのメロンをたま~に買っては全力で楽しんでいます。
生協の個配でも買います。スーパーよりもいいメロンが安く売っていることが多いので、月に1回(ただし時期が限定されるので年に換算すると2~3回)くらい買ってるかもしれません。
そんな生協の個配で起きた事件の話をします。
今は物価がどんどん上がり、「ちょっと小さいなあ」ぐらいのメロンが、1玉、安くても580円くらいしますが、10年くらい前はもっと安くて、そこそこ大きめのメロンが398円で買えたことがありました。
但し、398円は当時でも破格のお値段でした。普段はもっと高かったです。なので、毎週届く生協のカタログで398円のメロンを見つけた私は、迷わず購入を決めました。その時は夏の終わりで、「今季最終案内」の文字が書いてあったように記憶しています。
生協の個配は、注文書が回収された翌週に品物が届きます。
メロンを発注した翌週、玄関先に生協の荷物が届いていました。私は働いていて平日昼間は家にいないので、今で言う「置き配」の状態でした。
楽しみにしていたメロンを確認すると……
箱の中で潰れてグシャグシャになっていました。
ビニール袋に入っていたので他のものに汁が付いたりはしていませんでしたが、楽しみにしていた398円の大きなメロンが……。ああ、なんということ……。
即、お問合せセンターにクレームの電話をしました。配達員さんがまだ他のところを回っている最中なので、うちに再度寄ってもらうことになりました。
配達員さんがメロンの状態を確認した結果、その場で返金処理をしてもらうことに決定しました。
私は「返金よりも、代わりの同じ品物は無いんですか?」と尋ねました。
無いって言われました。
そうですよね……。
この時、私の中では、398円とメロンは等価ではありませんでした。明らかにメロンの方が398円より価値が上でした。398円は要らないからメロンをくれよ!って思ってました。
メロン!
楽しみにしてたメロン。398円の大きなメロン。美味しいメロン(食べられなかったけど絶対美味しいに決まってる)。
もう二度と返って来ないメロン!
そう、398円のメロンは、もう二度と返っては来なかったのです。
翌年からは、あのサイズのメロンが398円で売られることはもう二度とありませんでした。もう二度と。
毎年、もっと高い値段で買った小ぶりのメロンをそれでも美味しく頂きながら、食べられずに終わった最後の398円のメロンに思いを馳せるのでございました。
毎年どころではなく、毎回毎回メロンを食べる度に、398円潰れメロン事件を思い出すのでした。
忘れられないメロンの話・完。
10年たっても未練タラタラ。
二度と出会えないという事実が、思い出を美化するんですね。
いや美化じゃねえ。絶対美味しいメロンだった!←まだ言うか。