王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

生活水準とこだわりどころの話

「購入する卵と牛乳の値段を見ればその家の生活水準がわかる」なんて言われているようです。どっかで見た。

それで言ったら、うちはかなり貧困家庭みたいだな。

私は特に卵にも牛乳にもこだわりがないので、それぞれ一番安いのを購入しています。

卵は10個入り1パック98円~178円(特売~やや安売り価格)のミックスサイズ卵。198円までなら出しますが、それ以上に値が張る高級卵は買いません。

牛乳は1L158円のを買ってます。成分無調整の全乳というところだけはこだわっていますが、銘柄にも産地にもこだわりはありません。保育園で「明治おいしい牛乳」の味を知った息子に「おいしい牛乳買って」って言われることがありますが、「あれは高いから嫌」と言って断っています。「おいしい牛乳」は218円くらいします。たまになら買ってやるとするか。
「おいしい牛乳」ってネーミングはズルいなあ。いかにも美味しそうだし、「おいしい」は園児でも読めちゃうもんなあ。そりゃ覚えてくるわ。

最安値の卵と牛乳で満足している我が家ですが、実際のところ、決して貧困家庭ではありません。共働きで、ある程度年齢も行ってるので、平均以上くらいの稼ぎがあります(但し現住地基準)。
子どもたちには「うちは決して金持ちではないが貧乏でもない」と説明しています。実際そういうレベルです。

単純に、卵と牛乳にこだわりがないだけです。

そのかわり、こだわるところにはこだわります。

乾燥わかめ。
 リケンのふえるわかめちゃん三陸産しか認めません。肉厚でぷりぷりで美味しいのです。
 リケンのわかめスープは中国産わかめ使用ですが、あれはスープ自体が美味しいので許します。むしろ、↓

わかめスープ。
 リケンしか認めません。

ツナ缶。
 はごろもフーズのシーチキンLしか認めません。これは特定のスーパーで、月イチで3缶パック298円で売ってるので、それを買ってストックします。

味噌。
 地元メーカーの、1kg400円前後のやつを買います。私はそれほど味噌汁が好きではなく、美味しくない味噌汁なら無い方がいいとすら思っているので、自分が納得できる美味しい味噌汁を作れる美味しい味噌を模索したらこれになりました。味噌にこだわる割に、出汁はほんだしですが、ほんだしは美味しい。

あ、粉末だしの素。
 ほんだししか認めません。

あらびきウインナー。
 シャウエッセンしか認めたくないですが、安いときはたまにグランドアルトバイエルンと浮気します。ハムなんかはトップバリュのやつで満足なんですが、あらびきウインナーはこの2強以外譲れません。そのわりにそのままパキッと食べず、だいたい輪切りにしてチャーハンやナポリタンやジャーマンポテトに入れてます。

食パン。
 トップバリュの安いやつでは満足できず、超熟や本仕込は高い。そもそも市販の食パンは甘すぎる。主食としてあの甘さは邪魔。だからホームベーカリーで自分で焼くことにしました。コスパと味の妥協点を求めた結果、「自作がベスト」という結論に至りました。ざっくり原価計算したところ、自作食パンは市販の食パンと比較してそれほど安くありません。が、自分が食べたい甘すぎない食パンが作れるし、焼き立てを食べられるんだから、その意味では価値があります。裏面が全面耳になってるパンも食べられるしね!
 真のパン好きは、この「裏面全面耳の食パン」を愛しているのです。
 参考:これ↓の中盤以降

他にもあるかもしれない。

私には卵と牛乳へのこだわりはないけれど、いくつかの食品に対してかなりこだわりがあります。特に味噌だな。夫は1kg100円台のだし入り味噌で十分満足だと言うんだけど、私が納得しません。
98円のミックス卵や158円の牛乳を買ってるくせに、そこは譲れないんです。

エンゲル係数」と同じく、こだわりの多様性の前には、卵と牛乳価格=生活水準なんて指標は無意味ですね。
エンゲル係数……中学か高校の社会系授業で習う、家計における食費の割合。エンゲルさんが提唱してた時代には、食費の割合が高い=他のことにお金を使えない=貧民、という図式が成り立ってたわけだが、消費のあり方が多様化した時代においては、そうとも言い切れない。

 

※今回は、いつにも増して私の主観に基づいてお送り致しました。