王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

チルドレン・イン・ホワイトの謎

今日、保育園に息子を迎えに行くと、なんだか異様な光景が広がっていた。
6~7人残っていた子どもたちが、1人を除いて全員、白い服を着ていたのだ。

もちろんうちの子も白。白にキャラクターがプリントされたTシャツだった。

挨拶に出てきた担任の先生に、私は開口一番、「白いTシャツ率、高くないっすか?」と言ってしまった。くだけた口調で、自然に口をついて出た。
「そうなんですよ!今日なぜかみんな白で~」と言った先生も白い服を着ていた。もう一人の担任の先生も白い服だったと言っていた。朝会ったけど、確かに白だった。

なんだこれ。こんなことは初めてだ。変な偶然もあったもんだ。
 
息子を車に乗せて家に帰る間も、白い服ばかりの子どもたちが遊んでいる光景を思い出して笑ってたんだけど、急に、ほんとに急に、ある仮説に至った。
 
今日はクラスみんなでバスに乗ってプラネタリウムに出かけた日だったのだ。
プラネタリウムを初め、どこかに出かける日は、園庭で外遊びをしない。つまり、泥や草で服を汚すことがない。
子どもが外遊びで服を汚してくる親御さんは、やがて白い服を普段着せなくなったのではないか。今日はプラネタリウムだから、白い服を着せてもいいと思ったのではないか。

昨夜の私がどうだったかというと、タンスの中から白いTシャツを引き当てて、「明日はプラネタリウムだからこれ着せても大丈夫だな」と考えていた。
それを思い出したから、みんなの家もそうかもしれないと思って、前述の仮説に至ったのだ。
 
しかし、この仮説だけでは十分ではない。
以前にも、今年度だけではなく何年も、バスでお出かけの日はあった。
なのに、みんな白い服を着ていたのはおそらく今日が初めてだ。みんな白だったら、今日みたいに私は気づくはずだからだ。
 
「偶然と必然の重なり」が、この事件の真相かもしれない。
お出かけの日は子どもに白い服を着せる率がおそらく元々高かったところ、今日はたまたまみんなの思惑が一致して、白い服率が極端に高まったとか、そんなところではないだろうか。
 
明日、先生に会えたら、この仮説をぶつけてみようと思う。

しかし私はつくづく考察が好きだね。
今日は急ぎの仕事で、分析データを並べて考察して、帰る直前までフルスロットルで資料をまとめてたから、帰り道でもまだ脳味噌の回転数が落ちてなかったのです。