王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

5歳は人間 もしくはもっと凄い存在(親バカ日誌)

今日、息子を寝かしつけしようとしたら、息子が急に泣き出した。

理由は「歳を取って死ぬのが嫌だ、怖い」。
 
急にどうした!?

ひいおじいちゃんがこないだ亡くなったから、彼なりに何か思うところがあったんだろうか。

以下、普段アホアホでとにかくやかましい年中男児らしからぬ、意外すぎる問答をどうぞ。
 
息子曰く
①歳を取っておじいちゃんになって死ぬのが怖い。死にたくない。
 
私の返答
①怖いね。怖いよね。でも仕方ないんだよ。みんな、お父さんもお母さんもお姉ちゃんもお友達も先生も、猫も、クワガタも、お花も、生きてるものはみんないつか死んじゃうんだよ。これは決まってて、本当に仕方ないこと。
 
息子曰く
②死んじゃったら、今までのことが全部無駄になっちゃうでしょ。生きてても意味ないから、もう死にたい。
 
私の返答
②意味ないなんてことはないよ。(息子)ちゃんが生きて、みんなとお話したり遊んだりして、誰かの思い出になったら、それは生きてた意味があったってことだよ。無駄にはなってない。
 あと、死んじゃったらお父さんもお母さんもすごく悲しいよ。
 
息子曰く
③死ぬときは、マッチ売りの少女みたいに、幸せな夢を見ながら死にたい。
 
私の返答
③うーーーーーん……いい生き方、幸せな生き方をしたら、死ぬ時も幸せな気持ちで死ねるかもしれないね。でも、今生きてる人はみんな、死んだことないから、どんな風に死ぬかは誰もわかんないんだよ。だから、いい生き方をしよう。
 
 
いかがですか。これが、リアル5歳児のピュアな死生観ですよ。5歳の哲学ですよ。

特に②よ。奴は幼稚園で友達とうまくやってる方だと思ってたけど、うるさくて悪目立ちするからたまに先生に勘違いされて理不尽に叱られたり、家でもはっちゃけすぎて叱られたりして、不満があるのかもしれない。
今までも、私が叱ったときに「もう死にたい」だとか「生まれてこなきゃ良かったんでしょ」とか言ってたけど、それは幼児だから、死ぬということの重さがわかってないからだと思ってた。
私が思ってる以上に、色々わかってたのかもしれない。
反省せねばな。

ところで、息子への私の返答、誰か評価して欲しい。
めちゃくちゃ真摯に、5歳にもわかるベストな言い方を探したよ。脳味噌フル回転したよ。
息子の背中ぽんぽんしながら答えたよ。
子の話はいつも唐突だ。それに対して、いつも何かしら答えなければいけないのだ。
 
何が来るかわかりません。奴らの話はいつも突然です。本当に。