王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

どうせ太るなら美味しいもの食べて太りたい

学生時代の先輩が言った、忘れられない言葉がある。 
「美味しいもの食べて太るのはしょうがないけどさー、まずいもの食べて太りたくないよねー」。
 
名言である。金言ですらある。
 
いや、捉え方によっては「まずい料理は食わないよ?」という傲岸不遜な感じにも聞こえるよね。
しかし、別の面から見てみると、「それは今本当にあなたが必要としている食べ物ですか?」「それはあなたの体が望まない余計なカロリーではないですか?」という警告にもなるのだ。
 
例えば、家で酒飲んでて、なんかもうちょっとおつまみが欲しいなーと思って子どものおやつコーナーを漁ると、10円駄菓子がけっこうある。幼児~小学生の子どもがいると、色々な所でお菓子を貰う機会が多いのだ。そして上の子がそういう駄菓子をあまり好きではないので、余り気味である。
昨日も私は「キャベツ太郎」の小袋に手を出そうとした。ところに、先輩の「まずいもの食べて太りたくないよねー」という言葉が聞こえた気がした。

あ、「キャベツ太郎」及び製造者の名誉のために言うが、あれは決してまずいものではない。むしろあの低価格で最大限のパフォーマンスを発揮している。
但し、子どもの少ないお小遣いで買うには最高のコスパだが、栄養過多(つまりデブ)の大人が食べるべきものか?と言われたらそれは違うと言い切れる。冷奴や枝豆の方が絶対にいい。
「それでも私(俺)は今、絶対にキャベツ太郎を食べたい、食べるべきだ」と思ったら食べれば良い。後悔をしてもそれは自由だが、それがその時のあなたのベストな選択だったということを忘れてはいけない。
私は昨日、「キャベツ太郎」を食べなかった。

そのかわり肉とかチーズとか食っちゃうことも多いんですけどね。でも「キャベツ太郎」よりは納得できるんだわ。「たんぱく質を食べないと悪酔いするよね」っていう言い訳にもなるし。私の尺度では、たんぱく質は炭水化物より遥かに偉いんです。脂質は……うーん……炭水化物に近い位置かな。

「まずいもの食べて太りたくないよねー」は私の中で大いに拡大解釈されている。「まずいもの」の意味からそろそろズレてきている。

でもいいの。
先輩の心意気は確かに私に伝わっているし、それを応用して私が独自の哲学を編み出してもいいじゃないか。聖書とかじゃないんだし。原理主義者に迫害されるわけでもないし。
 
だから、余計なお菓子とかはよっぽどじゃないと食べない方向で行きます。

但し、美味しい唐揚げを出されたら、私の体がそれを必要と判断するかもしれません。
私のせいじゃない。体がそれを求めているの。
※デブはとにかく言い訳が多い生き物です。