王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

下町ロケットの阿部寛

※今回はご存知の方だけお読み頂ければ結構です。すみません。次回はもっと一般受けすることを書きます。

下町ロケット」、いい。いい話だ。フィクションなので「こんな上手くはいかねーよ」と思うことも多いが、きちんとリアリティーがあるので良い。
分野は違うが私も技術者なので、専門知識に関して超一流ながら町工場出身で「技術」を第一に考える佃社長の考え方にはグッとくる。ただ、あんなアツい人が社長だったらついて行けない人は多いだろう。私だったら嫌だ。
 
原作は第一作目しか読んでない。が、良かった。
技術だけ見てみれば大企業も中小企業も関係なくて、それでも大企業は良い技術を自分たちのものにしたいから特許侵害のカドで裁判起こしたり色々やってくる。それにどう抵抗するのかが見物である。佃社長はどこまでもアツい。信念を曲げない。身近にいたら疲れる。でもいい。
今思ったけどこれ、昔から日本人が大好きな「弱者が強者に勝つ」やつだな。でもいい。私もそういうの嫌いではないし。
 
ドラマでは佃社長の役を阿部寛がやっている。
ダメだわこれ。カッコ良すぎる。
専門知識も凄いのに泥臭くて、でもアツ過ぎて社内にも理解しきれない人がいるという欠点もあるが、反対者がいても技術にかける強い思いで説得し切る。
そんな人の外見が阿部寛だったらさー、完璧すぎてダメじゃん。泥臭さが消えちゃうじゃん。町工場が似合わないじゃん。無茶なこと言っても「阿部寛からしょうがねえや」ってなるじゃん。欠点消えちゃうじゃん。そんなのダメーーーーー!!
 
私の中の佃社長は渡辺いっけいだ。小説を読むと私は必ず登場人物をヴィジュアル的にイメージするんだけど、「下町ロケット」原作1作目を読んだ私は佃社長のヴィジュアルを真っ先に渡辺いっけいでイメージしてしまった。泥臭い町工場の実は凄い技術者、ぴったりじゃないですか?

旦那も同意してくれました。
あなたは?