王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

パロディは困る

アニメ「妖怪ウォッチ」の人気は全盛期をとっくに過ぎたが、我が家ではまだまだ人気である。
ここでは東京より半年遅れくらいで放映されているようで季節感がおかしなことになっているが、それをわかっていればどうということはない。
 
アニメ「妖怪ウォッチ」といえば、お子様には到底わかるまいパロディが横溢していることで有名である。と思う。
おそらくターゲット層の親世代を狙ったものだろう。観てて大体の元ネタがわかってしまうのが悔しい。そしてそれを子どもたちに解説しているとき、「これが制作者の狙いか!親子のコミュニケーションを促進してるのか!」と思う。多分それが狙いだろう。
 
うちの息子4歳は、今大変に記憶力の良い時期で、アニメ等のセリフを完コピして喋る。
※うちではお姉ちゃんも完コピ期があったので、みんなそういうもんなのかと思ったら、息子の幼稚園の先生にびっくりされたので、みんなそういうもんではないみたいですね。
  お姉ちゃんなんか3歳のとき「アナ雪」のある場面のセリフを完璧に覚えてて、ちゃんと言えない私にすごく細かいダメ出ししてきたことあるぞ。

 
数あるアニメの中、「妖怪ウォッチ」も息子に影響を及ぼしていて、それはもういろんなセリフを覚えて喋っている。

ある日息子が、「おめぇ強えなあ、オラわくわくすっぞ」みたいなことを言っていた。物心ついてからドラゴンボール見せたことなかったはずなのに、なんでそんなの知ってるのかと思ったら、「妖怪ウォッチ」がドラゴンボールのパロディをした回のセリフだった。

息子は妖怪ウォッチに限らず、覚えたセリフを幼稚園でも披露しているので、先生方への説明が大変である。今年度で何回説明したかわからない。
 
ドラゴンボールとかそのレベルならまだいい。
こないだのは少し恥ずかしかった。
 
担任の先生に、「息子ちゃんが『おっさんずラブ』って言って、セリフみたいなのも言ってましたよ(笑)」って言われた。
 
うわーーーーー!!!!

違うんである。
私は「おっさんずラブ」など観たことはないのだ。評判のいいドラマだったらしいが、私は基本的ドラマが苦手で、夫のハマるドラマを脇から観る以外のことはしないので、本当に観たことはない。
 
アニメ 「妖怪ウォッチ」に、「おっさんヅラ部」というパロディのコーナーがある。
息子はそれを言ってるだけなのだ。数あるパロディの中でも、「おっさんずラブ」→「おっさんヅラ部」は音[on]が同じなのでタチが悪い。
 
めちゃめちゃ必死で先生に説明したよね。
いや、「おっさんずラブ」及び同性愛をどうこう言うつもりはないんだけど(何しろ観たこともないので批判も称賛もできない)(むしろ私は少し腐女子だった時代もあったが)、自分が別に好きでもないものを好きだと思われるのってなんか嫌じゃないですか?
キティちゃんのグッズを1つたまたま持ってただけで「サンリオ好きなんですね」って言われたら、不本意じゃないですか?

まあおっさんずラブはテーマもテーマなので、これまで以上に解説に必死になりました。
 
困るよ。「妖怪ウォッチ」のパロディ。
テーマはもう少し選べよ。