王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

小2男子のケンカ

先日、学童に息子を迎えに行ったら、お友達とめちゃくちゃケンカをしていた。
普段はとても仲のいいお友達なのだが、頻繁にケンカしてるっぽい。ケンカした後はいつの間にか仲直りして、また普通に遊んでるらしい。
「ケンカするほど仲がいい」って、これのことなのかな。凄いな。マトモな人間関係ができてるじゃないか。凄いぞ息子。衝突するほど深い人間関係を築いてるってことなんだな!

その日は、お友達が何かでズルをしたらしくて、息子がめちゃくちゃ詰めてた。お友達は半ベソかいて拗ねてた。

先生いわく、「こうなっちゃうともう手がつけられない」そうだ。ご迷惑をおかけして申し訳ない。

幸い、暴力を振るうことはない。空手を習ってるから尚更、空手はケンカや暴力の道具ではないということを言い聞かせている。

暴力を使わない点は良い。
しかし、うちの息子は、口が達者なのだ。語彙が多いし、論理的でもある。そして正論を言う(本人談)。ひたすら相手の非を責め立てるらしい。
曲がったことが嫌いな性格が、見事に裏目に出ている。

これは良くないなあ。
正論だからといって何でも言っていいわけではないし、それでお友達が泣いたりしたら引いた方がいいんだけど、息子は自分の言いたいことを言い終わるまで、相手が泣いても決してやめないらしい。
このままじゃ嫌われちゃうよー。

先日お迎えに行ったときケンカしてたお友達は、唯一、息子と対等に渡り合える存在らしい。息子が言ってた。
すなわち、息子と同じくらい口が達者で語彙が多いということ。
仲がいいはずだわ。
但し、その子の親御さんにどう思われているかは知らない。知るのが怖い。

お友達とケンカしてた当日、夜寝るときに、息子に何か困ってることはないか聞いてみた。
前は何かあるとすぐパニックを起こして癇癪起こして泣いてしまったりしてたようだけど、最近は落ち着いているみたいだ。
但しそれは本人の言うことだ。今度先生との面談があるので、怖いけど聞いてみるとしよう。

息子は、「お友達とケンカしてると、怒鳴っちゃうんだよねー。そこは良くない」と語ってくれた。
口喧嘩をしていて、激昂すると、つい怒鳴ってしまうらしい。

息子はもともと声がでかい。
口が達者で論理的でその上声がでかい奴に、口喧嘩で勝てる同級生がいるだろうか。いやいない(反語)。
息子が怒鳴るのが怖いと言ってる子がいる、という情報を、担任の先生から聞いたことがある。本人から裏付けが取れたみたいな形になった。
親としてどうすればいいんだ、これ。「正論だとしても、何を言ってもいいわけではないよ」とか「相手が泣いたらそこでやめてやれ」ぐらいしか言えることないんじゃないか。

試しに、「怒鳴ってしまいそうになったら、6秒ガマンするといいらしいよ」と助言してみた。最近流行ってる、アンガーマネジメントってやつだ。
息子は誰かに言われたのかYouTubeで見たのか、その6秒ガマンするアンガーマネジメントを既に知っていて、お友達とのケンカ中に試してみたことがあるらしい。

その結果、
「怒鳴りそうになったからインガーマネジメント(←間違ってる)で6秒ガマンしようとして黙ったら、お友達に『(ムカつくポーズで指さされながら)なんか言うことはないんですかー』って言われた」
らしい。

なるほどな。
「アンガーマネジメント中に煽られる」って凄いな。さすが小学2年生。
口喧嘩中に黙ったら、煽られるんだな。
どうしようもないじゃん、こんなの。

ちなみに、アンガーマネジメント中に煽ってきたというお友達は、学童にお迎え行ったら息子とめちゃくちゃケンカしてたお友達です。
ほんとに普段からいっぱいケンカしてるし、ほんとに対等にケンカができるんだね。

「アンガーマネジメント中に煽られる」インパクトが強すぎて、私と、一緒に聞いていたお姉ちゃん(上の子)はめちゃくちゃ笑った。

 

しかし、息子のケンカはどうすればいいのか。
先生もお父さんも細かいこと言わなくなって、本人はのびのびしてるから、お友達たちに本格的な実害が出ない限り、放置してていいかなー。
悩む。