王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

とらどし

娘が寅年だ。年女だ。
それに気づいたら、12年前のことを思い出した。

娘の3・4ヵ月検診(※)でのできごと。

集団検診である3・4ヵ月検診では、その自治体で3~4ヵ月前に産まれた乳児たちが大集合する。
おっきい赤ちゃん、小さい赤ちゃん、フサフサの赤ちゃん、薄毛の赤ちゃん、おとなしい赤ちゃん、元気な赤ちゃん、いろーんな赤ちゃんが一堂に会する大イベントだ。

そんな中、付き添いで連れて来られたのであろう未就学児のお兄ちゃんが、そこらへんにいる赤ちゃんを一人一人指差しながら、「とらどし」「とらどし」「とらどし」って言ってた。

お兄ちゃん、多分最近、干支の概念を覚えたんだねえ。
そこにいるお兄ちゃんの弟か妹が「とらどし」だから、それと同じ年に産まれた赤ちゃんが「とらどし」だってことを理解してるんだねえ。

いいな。

私も子どもの頃は、「おとうさんはねずみどし」「おかあさんはとらどし」「おじいちゃんはうしどし」「おばあちゃんはへびどし(巳年)」とか覚えて得意だったから。
そうやって家族の干支を覚えて得意になってたら、お母さんに「なにどしかわかると歳がわかるから、人に聞くのはやめなさい」って注意された。当時はよくわからなかったけど、今ならわかるw

「とらどし」指差し確認お兄ちゃんも、今は思春期まっさかりなんだろうな。

12年って凄いね。うちの娘もでっかくなってるもんなあ。

 

(※)3・4ヵ月検診について
・日本で産まれた赤ちゃんは皆、生後3~4ヵ月になったら集団検診を受けるのです。他には9・10ヵ月検診とか、3歳児検診とかあります。
・発育の様子、虐待の有無なんかを見るわけですね。
・こういう集団検診に参加しない親は、自治体に目をつけられます(お子さんにとっては良いことだと思います)。
・「おおかみこどもの雨と雪」の雨と雪はこういう検診とか予防接種とか受けて(受けられ)ないだろうから、自治体によっぽどヤバい家族扱いされてたと思う。そういうリアルが目に付くといたたまれなくなるので、私、「おおかみこどもの雨と雪」は好きじゃない。