もう2月になるんですね。
娘が、「今年のバレンタインデーにはお友達(男女グループ5~6人)のためにクッキー作りたいから手伝って」と言ってきました。
手伝ってあげるけどさ。
バレンタインデーって、何だったっけ?
本来の「恋人たちの日」から、日本では「女から男にチョコをあげながら告白する日」みたいに独自進化を遂げて、それが更に、「友チョコ」とか「自分へのごほうびチョコ」とかいう形に変化している。すっかり「チョコの日」になってる。
そこからもっと進んで、娘の中では「なんか友達にお菓子作ってあげる日」にまで変化している。
もはやチョコすら関係なくなっている……。
なんだこれ。
まあいいや。
私の子どもの頃から既に、本来の意味から逸脱して形骸化してたイベントだったんだから、今更何をどう言うこともない。友達に手作りクッキーをあげたっていいじゃないか。何ならバレンタインデー関係なく、普通に手作りクッキーをあげればいいじゃないか。
で、娘が、「前に作っておいしかったレシピでやりたい」と言ってきた。
私は、「ああ、それなら、おばあちゃん(私の実母、娘の祖母)から写メで送られてきたレシピとっといてあるよ」と言った。
娘は「写メwww 写メってwww」と笑ってた。
写メは写メなんだよ。うるせーな。
私とて、さすがに「写メ」が死語なことぐらい知ってるよ。
でも、おばあちゃんがレシピを送ってくれたときは、おばあちゃんはまだガラケー(しかもらくらくホン)を使ってて、写真撮ってメールに添付して送ってきたんだよ。
それはまさしく「写メ」なんだよ。写メ以外の何でもない。
だってほら。おばあちゃんのメールのスクショ↓
おばあちゃん本人が「写メ」って言ってるんだもん。
だから写メなんだもん。ほんとだもん。
この写メは2021年のものです。
実際にこのレシピでクッキー作って美味しかった話はこちら。これらの記事でも私は「写メ」って言葉を使ってますが、敢えて使ってました。だって写メだったから。
おばあちゃんの昔の本に載っていたレシピは、私の手作りクッキー原体験の味です。
厳密に言うと、この本のレシピからシナモンとベーキングパウダーを除き、粉砂糖を普通の上白糖に置き換えます。それがおばあちゃんと私の中のデフォルトの味です。
尚、作業手順は普通のクッキーの作り方に準ずれば良いです。
これをお読みの皆様も、興味と時間があれば、試してみて下さい。
常温に戻したバターと砂糖とを、すり混ぜて下さい。