息子が書いた「二がっきのおもいでとふゆやすみのもくひょう」の作文がかなり素晴らしかったので、親バカ息子自慢をさせてほしい。
尚、この作文は学年代表に選ばれ、終業式で発表したそうだ。1学年全員で40人もいない小規模校だが、選ばれたことは誇っていいと思う。
伏字にしてあるけんがくがくしゅうの行き先は、地方のちっさい遊園地だ。しょぼいコースターがひとつ、バイキング(船のやつ)がひとつ、その他乗り物がいくつかある。
以下、息子の作文の素晴らしいポイントを列挙します。
※ほぼ全文素晴らしいです。
「ジェットコースターにのり、さかをくだるとき、おなかがシュルン、シュルンしました。」
→「おなかがシュルン、シュルン」という独特なオノマトペ!こういうの書くと印象が強くて、採用率上がるんよな(私の体験より)。
息子はまだ小1なので、狙わずナチュラルにこれができているんだと思う。良い。小学校の先生が好みそうな、子どもらしいみずみずしい感性が存分に発揮されている。
「チェーンタワーでは、ジェットコースターみたいに、こわいかなとおもっていたけど、のってみるとすずしくて、あせもふきとんでいきました。せんぷうきにあたっているときみたいにきもちよかったです。」
→チェーンタワーというのは、回転ブランコです。やや高さがあります。
「事前に思っていたこと」を書いたのち「結果」に繋げる手法!「あせもふきとんでいきました」のスピード感!それを身近な「せんぷうき」に喩える比喩表現!
きもちよかったことが臨場感を持って伝わってきます。
「ふゆやすみは、きょくしんからてのけいこをがんばります。」
→おお。がんばれ。
「おおきくなったら、〇〇〇せんせいみたいに、たいかいにでて、」
→なんか唐突に将来のことを語ってるみたいだけど、これは冬休みの目標から繋がる、更に先の目標ですからね。
ちなみに〇〇〇先生がとある競技の現役アスリートであることは前に言いましたが、空手ではありません。
参考
息子、先生のことが大好きみたいです。私から見ても明るくて優しくて面白くて、とても新任とは思えないほど堂々としている、肉体的にも精神的にも強い人です。私からしてみたら娘であってもおかしくないほど年下なんだけど、尊敬できるし信頼できる。
「ピカピカでおもい、きれいなメダルをゲットしたいからです。」
→先生が大会でゲットしてきたメダルを、実際にクラスのみんなに見せて触らせてくれたようです。ピカピカで重くて、きれいだったんでしょうね。
「おもい」っていうのがリアリティありますね。持たせてもらったら、金属製で重かったんでしょう。かなり高ポイントです(私基準)。
物理的な重みだけではなく、鍛錬して実績を残した者に与えられる賞としての価値の重みを感じさせます。
本人、そこまで考えて書いてないだろうけども。持ってみて実際重かったから「おもい」って書いたんだろうけども。
総評
小1でこのレベルの作文書けます?私は多分無理です。
思わず息子に「これ、全部自分で書いたの?」って確認しちゃいました。自分で書いたそうです。スゴない?
「これは上手いよ、作文上手いよ、すごい!」と、手放しで褒めました。
全編通して、日本語の文章としておかしいところがないんですよ。すっきり読める。文章の組み立てがしっかりしている。語弊があるかもしれないが、正しい日本語の作文ができている。
〇〇では〇〇、△△では△△、みたいな場合分けもできている。
~~だと思ったら××だった、みたいに、予想したことと実際に体験して感じたことの対比もできている。
全体的に、感じたことを感じたまま言語化して、豊かな表現力でそのまん~んま書けています。凄い。
ひとつ難点を言うとすれば、一文が長いことです。
けど、小1の頭で長い一文を組み立てられるのって、逆に凄くないですか。これはプラスと取るべきでしょう(親バカ)。
はい。今回は全編に渡って親バカ日誌をお送り致しました。
県や全国や全世界を見たら小1でもっと凄い文章書く子なんかゴマンといるんだろうし、息子の作文そんな凄くねえよって感想ももちろんあるでしょう。
でも、息子の作文は、こうしてこだわりのブログなど書いている私から見て「上手い」と思ったし、学年代表になったんだから客観的に見てもある一定以上上手いのだと思いますよ。
息子は言語化能力が高い。それは間違いないと思います。