王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

理不尽な感情と付き合う・または感情自体が理不尽である

例えば、AというアーティストとBというアーティストがいて、私はAのことをとても好きだけどBをとても嫌いだとする。最早憎しみのレベルだとする。
AとBはアーティストじゃなくても、漫画でも映画でも、人間による創作物であれば何でもいい。

例えば、知人が、AもBも大好きだと言う。

私は「えーー」と思ってしまうのである。困惑するし、その事実を許したくない。


誰が何を好きでも私には関係ないし、個人の自由である。それは十分わかっている。

が、私の美意識に照らし合わせて許せないのかもしれない。
私が「優れている」と認識しているAと、「劣っている」と認識しているBとを、同列で語られたくない。もしくは、私の崇拝対象であるAを始めとしたきれいな世界に、Bみたいな穢らわしいものを入れたくないのかもしれない。
または、私はAを自分の拠り所としてるのに私が大嫌いなBも人気があるので、ある意味倒錯的な嫉妬をしているのかも。


敢えて抽象的に書いてるからわかりにくいね。ごめんね。最近そういうことがあってね。


知人がAもBも好きなのは仕方ないんですよ。知人は私とは別の個体で、別の感性や感情を持って生きてますからね。なのにどうしても気になってしまう。

こういう理不尽な感情に振り回されるのは嫌なので、言語化しようと思いました。
結果、吐き出したことでちょっとすっきりしました。


Bだって人気があるし、Bを好きな人が大勢いても不思議はありません。
但し私は、Aを好きな人にはBを好きになってほしくないという厄介な感情・主観を抱えて生きています。
気にしないのが一番なんですけどね。

まだまだ煩悩からは逃れられないみたいです。