王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

ラーメン

みんなにとって100点のラーメンは存在しない。
なぜなら、ひとくちにラーメンと言っても様々な系統があり、更に人によって好みが異なるからである。例えば魚粉が薫るラーメンは、魚粉が苦手な人にとって美味しいものではない。
 
それを踏まえて。
 
我が町には数軒のラーメン店がある。その中に、互いに同じ系統のラーメンを出すAとBという店がある。
Aは昔からあるお店。なかなか人気があり、私の勤務する会社にもA店のファンが数人いる。
Bはコロナ禍真っ只中の2020年春にオープンした強気のお店である。ここも大人気で、昼時はいつ見ても行列ができている。
 
私が食べ比べた限り、B店の圧勝である。
むしろ、会社の人が美味しいって言ってたからA店に行ったのに、A店はとんだ期待外れであった。醤油の味しかしねえ。出汁の味がしねえ。
一方、私は、B店には何度もリピートして行っている。
 
スープをすすった瞬間、麺をすすった瞬間の香りがもう全然違うのだ。
色々言いたいことはあるんだが、結局のところ「私が幸せになるかどうか」が評価の分かれ目である。B店のラーメンは、私を幸せにする。
おもいっきり主観で申し訳ない。が、食べ物の美味い不味いは結局、全て個人の主観の話なのではないか。
 
B店にファミリーで行ったことはないが、私が初めてA店に行ったときはファミリーで行った。
自称・ラーメンにこだわりのある夫が、A店のラーメンをめっっちゃくちゃ酷評した。「二度と来ない」とまで言ってた。
私も概ね同感ではあったが、そこまでか?と思った。
 
そして今日、夫が一人でB店に行く機会があった。
B店激推しの私が感想を聞いたところ、「まあ、ちゃんと美味しかった」そうだ。私の期待した感想とは違ったが、美味しかったようで何よりである。
A店と同系統であるが、やはりB店の圧勝だと感じたそうだ。
そうだろう、そうだろう。
 
夫の意見だけではアレなので、私と同じ町に住む、ラーメン大好き小池さんにそっくりなわが社のラーメン大好きおじさんとの、ある日の対話を載せておこう。

私「A店、けっこう人気ありますよね。評価が高いから行ってみたんですけど、あんまり美味しくなかったんですよ。」
小池さん「あー。A店あんま美味しくないよね。なぜかいっつも混んでるよね。俺は行かないけど。」
私「B店、美味しいですよね。」
小池さん「うん、B店は美味い。俺も何回も行ってる。」
 
ほらね。小池さんが言うんだからやっぱりB店の方が美味しいんだよ。
 
ラーメンの美味い不味いは、個人の好みに左右される。
しかし、同系統の2店を比較する場合は、ある程度優劣がつけられるのではないだろうか。
 
私の味覚が、夫と小池さんと似ていて良かったです。
今回言えることはそれだけです。