王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

アマプラ その1「8時だョ!全員集合」

自粛・休校期間中からずっと、アマゾンプライム略してアマプラで、なんか観てる。

たまたまその期間の少し前に、テレビ故障による買い換えとWi-Fiルーターの導入があった。
アマゾンプライムに加入はしていたものの、今まで「お急ぎ便」の使用ぐらいにしか使っていなかった。
いい機会だったので、新しいテレビで色々観放題を楽しむことにした。
 
映画なども色々観られるのだが、ほとんどは子どものアニメや特撮を流している。「鬼滅の刃」シーズン1は飽きるほど観た。

そういえば、新型コロナで志村けんさんが亡くなってから、アマプラで「8時だョ!全員集合」が観られることを知った。しかし、なんとなく今まで観ていなかった。
昨日の夜、娘とよふかしパーティーをしながら、何を観ようか迷っていた際、私はドリフのことを思い出した。「全員集合」は私が子どもの頃にリアルタイムで観ていて、大好きだった番組である。
 
試しに観てみると、長さんがメンバーの頭をバシバシ叩いて「バカ!」「てめえこの野郎」と怒鳴っていたり、演出が暴力的だったりと、今の時代では許されないであろう表現が散見される。番組の最初にも「197x年に放映された番組なので許してちょ」みたいな注意書きが流れる。
ただ、そんなものを全部引っくるめて、ドリフは面白い。娘は初めてのドリフで死ぬほど笑ってた。私も夫もめちゃくちゃ笑った。
 
今、ひょうきん族やらとんねるずダウンタウンやそれ以降のお笑いなどを色々経験した状態で観てみても、ドリフは文句なしに面白い。プリミティブなパワーがある。
おならネタ、ズボンの中に生卵やドジョウやカニを入れるなど体を張ったネタ、志村の変顔や一発ギャグ、いつも威張ってる長さんを逆にいじるネタ、かの有名なヒゲダンスや東村山音頭などなど、バリエーションが豊かだ。
ジャンケンの「最初はグー」って志村が考えたんですよ。皆さんご存知でしたか?
 
お馬鹿なネタが多いが、舞台コントとして、構成がよく練られている。次から次へ繰り出されるギャグで、休みなく笑ってしまう。
メンバーが5人もいるので、それぞれの個性を次々に出すことができる。
 
で、私、初めて気づいたんですけど、あれ、「◯◯市民会館から生放送」といったマジの舞台演芸だったんですね。スタジオ収録じゃないんですね。
そしてバックバンドが生演奏。これが凄いなと思った。早口言葉のコーナー等、ゲスト出演者のタイミングに曲を合わせられる点でも、生演奏は優れている。舞台向きである。

色々物凄いじゃないですか。 
 
8時だョ!全員集合」は一つの完成形だと感じた。
 
あ、あと、荒井注時代のドリフターズを初めて観た。私が生まれる前に荒井注は脱退してたんですね。私が物心ついた時は既に志村だったからね。
 
資料的価値が凄かったです。
 
次回、アニメ「Dr.STONE」の感想をお送り致します。