王様ホール

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アマプラ その2 「Dr.STONE」(序盤だけネタバレ)

最近アマプラことアマゾンプライムで色々観てます。

そんな中、私がいいなと思ったアニメの一つが「Dr.STONE」です。
ジャンプの人気漫画なんですね、これ。
私の予備知識は、「全人類がある日突然石化しちゃって何千年か後に甦った人がいる」ぐらいのもんでした。
 
そんな私が、感想や評判などを一切調査せず、単にアニメ第1期だけ観た感想を書きます。
マーク・ハントもびっくりのノーガード戦法。マジで調べてない。恐ろしいねえ。
ファンの人が読んだら、てんで的外れなことを言ってるかもしれません。ごめんなさい。
 
主人公?の千空(せんくう)って男は、科学が大好きすぎてあらゆる分野の科学に精通している高校生です。ヲタクっぽくはなく、ひたすら我が道を行くタイプ。
突然の人類石化に巻き込まれた彼は、ちゃんと意識を保って1秒1秒数え続け、甦ったときには3,700年経ってたことを知っていたという、およそあり得ない男です。
 
そんな男が甦り、文明が全て朽ちた世界でサバイバル。
あれやこれやで、他に甦った人間や、原始的な生活をしている人間たちと関わります。
 
物語がそこらへんに差し掛かったとき、正直少しがっかりしてしまったんですよ。「チート能力異世界転生モノかよ」って。
しかし、それだけで終わらないのが本作の魅力です。
 
まず、科学がガチなんです。
自然から得られる物を最大限に利用して、何でも作っちゃいます。私も知ってる科学や私の知らない科学で、あらゆる必要なものを作ります。リアルです。リアルガチです。
※千空の知識の広さ深さ自体がチートだし、そんなに何もかも一発で上手く行くわけないんだけど、そこはまあ漫画だから。
※都合良くいろんな資源・材料がそこらじゅうで手に入り過ぎだけど、そこはまあ(略)。もしかしたら仕組まれていたことかもしれない。

私が何より好きなところは、千空の科学愛です。科学に対するリスペクトです。
科学は人類の暮らしを豊かに・便利にするために発展してきたのだということを再認識できます。
 
現代人はさ、「科学技術のおかげで生活は豊かになったが、心は荒廃した」だとか、「科学の発展のせいで神は追いやられた」だとか、なんか色々科学のこと悪く言うじゃん。
私自身、科学でメシ食ってる人間の端くれ(ほんと端くれ)として、そういう言い方って科学及び昔からの偉大な科学者に失礼だと思うんですのよ。
みんなの生活を豊かにするため、みんなの生活の不便を解消するために素晴らしい研究を重ねてきた、偉大な科学者たちに失礼だぞ。なんも知らねえくせに(言い過ぎ)。

科学がなかったら、子どもたちは10歳を迎えることなく半分くらい病気で死んでいくんだからな。
ゲームも書籍も映画もなんにもないんだからな。旅行は徒歩で、危険がいっぱいだからな。

科学は悪でも善でもないんですよ。自然の営みそのものを、人間がどうにか法則化して利用しているもの。
悪に見えるとしたら、それを使う人間が悪なのです。
 
という訳で、皆さんも「Dr.STONE」で、一緒に科学の良さを考え直しませんか。