王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

のこってない

前回、相撲のことを語ってたら、ひとつ思い出したことがあります。
前回の↓(あまり相撲の話はしていない)


相撲のときに言う言葉といったら、「はっけよーい のこったのこった」ですよね。

言ってなくない?
 
と、幼少の私は思っていました。

私が幼少の頃(40年くらい前)といえば、たいがいの家のおじいちゃんが夕方に大相撲やらプロレスやらを観ていた時代だと思います。私の家も例外ではなく、おじいちゃんが相撲を観てました。

私は相撲には全く興味がないまま、遊びながら、テレビの大相撲をチラチラ観ていました。
行司がなんか奇声を発しながらお相撲さんの周りをぐるぐるしてたけど、私には何て言ってるかわかりませんでした。
私にはあれが「たらくー たらくー たらくー たー」と聞こえていました。「バラクーダ」みたいな感じです。バラクーダって何だっけ。魚?

何言ってんだろ、と思ってました。

まさかあれが本物の「のこったのこった」だったとは。 

「たらくー たらくー たらくー たー」と「のこったのこった」が繋がったのは、私が大人になってからのことでした。
ラクーダだと思ってたのが「のこったのこった」だったとわかったときの私の目から鱗感を、誰か想像できるだろうか。
「たらくー たらくー たらくー たー」が、まさかの「のこーっ たのこーっ たのこっーっ たー」だったなんて。
伝統の節回しが独特すぎて、わかんなかったんだよ。

溜めすぎだよ。「こ」のとこで溜めすぎなんだよ。「こ」のアクセントが強すぎて、もう別の言葉になってんだよ。「こちんこちん」って繰り返し言ってると「ちん◯」になる的なやつだよ。
 
もう少しわかりやすく言ってもらえないか。木村庄之助とか式守伊之助とか。
みんな、あれがのこったのこっただって知ってたの?わかんなかったの私だけ?ねえ。のこったのこったとは聞こえないって。あれ。絶対。たらくー若しくはバラクーダだよ。

 
今回のつながりノートに相応しいのはこっちだったかもしれん↓。