王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

やわらかくてあったかい2

これからは、「やわらかいロボット」の時代が来る。

……と思ってね、「やわらかいロボット」というタイトルで書き始めようと思ったんだけど、そのまんまのタイトルの書籍が既にありました。2018年刊。かぶりました。

やわらかいロボット - 株式会社 金子書房
かぶった戒めに、今度アマゾンでなんか買うついでに、この本を買って読みます。
※普通に面白そうだから。

さて、門外漢の私が「やわらかいロボットのニーズがあるな」と思うぐらいなんだから、専門家は当然、既にそのニーズを満たすべく色々やってます。

私が更にあったらいいなと思うのは、「やわらかくてあったかいロボット」です。
触れたときにやわらかさと温もりを感じるロボット。ギューして癒されるロボット。
やわらかくてあったかい何かをギューするのって、本能的な癒しでは?

いっそ、人型じゃない方がいいです。
猫または犬型ロボット。本物そっくりの、毛が生えててあったかいロボットです。

独り暮らし高齢者のパートナーたり得るロボットです。
ペットを飼いたいけど自分が先に逝ってしまうだろうから飼うわけにいかないという方にうってつけです。ロボットは死にませんからね。

動物が怖い人にも安心です。人間には絶対に危害を加えません。そういうロボットですから。

普段、そのロボット犬猫は、家の中で歩いたり寝たりしてダラダラ過ごしてます。
飼い主が構いたいときに構ってやると、何らかの反応を示します。ゴロゴロ言ったり尻尾振ったりします。なんならずーーーっと構ってても嫌がりません。ロボットですから。
犬型でも散歩は要りません。ロボットですから。でも、飼い主自身の健康のために、一緒に散歩をするのも良いでしょう。
猫型でも特に遊んでやる必要もありません。ロボットですから。

充電が必要になると、巣に帰って寝ます。

寂しくなったら、やわらかくてあったかいロボットを抱っこしてギューすると良いでしょう。常時40℃に保温されています。毛も生えています。
やわらかくてあったかいです。きっと癒されます。ぜひモフモフしてスリスリして下さい。
アレルギーの心配はありません。ロボットですから。
臭くないです。ロボットですから。
臭いのが好きな人のためには、専用の、動物の香りのアロマオイルでも開発してもらいましょう。

いずれにしてもAI搭載なので、人語で会話ができる型があってもいいと思います。しゃべる犬猫ロボット。

餌をやる作業があってもいいと思います。人って、自分一人よりも、自分が世話をする何かがいた方がいいみたいです。義務感で生きることができます。
プラスチック製のフードを1日2回与える設定にしてもいいと思います。やり忘れると餌をねだってきますが、やらなくても死にません。ロボットですから。
そのフードは所定の場所に定期的に排出されます。プラスチックなので、いくらでも再利用可能です。
糞尿はしません。ロボットですから。

AI搭載なので、飼い主の行動パターンを学習します。
飼い主に何らかのイレギュラーがあった際、検出することができます。

例えば、毎日2回餌を与えられてたのに、ここ2日、全然与えられていない。
例えば、飼い主からのアクションが全くない、飼い主が全く動いていない。 

そうしたら、ロボットから直接、遠くの家族や自治体、かかりつけ医など、登録した連絡先に即SOSがかかります。
孤独死の防止に役立つことでしょう。 
実はこれが一番の目玉機能です。

これだけ高性能のロボット、お高いので、自治体が購入して、独り暮らし高齢者に死ぬまでレンタルというのはどうでしょうか。
欲しい人全員に配ってたらあっという間に自治体の財政が破綻しますね。もっともっとロボットが安価になった未来の話ですね。

こんなこといいな。できたらいいな。
未来の世界の猫型ロボット。
※ギリギリを攻めたつもり。

尚、「やわらかくてあったかい1」はこちらです。

全然関係ない話なんだけど、やわらかくてあったかいをギューするのは癒しなのです。