今朝、チャイルドシートを粗大ゴミに出しました。
新生児から3歳くらいまで使う、拘束力の高いタイプのやつ。
上の子が生まれた9年前に購入し、お下がりで下の子もしっかり使った。
こういうとき寂しがったり感謝の意を示したりするのはいつも夫と娘で、奴らが「今までありがとう」と言ったり写真を撮ったりしてる側で、私は「時間ないから早く粗大ゴミに持って行きたいんですけどー」と思ってました。
でも、思い返せば確かに色んな思い出が詰まってますね。
一番はやっぱり、上の子が生まれて退院する際、初めて子どもを乗せた時。
……ではなく、その前に夫が車にチャイルドシートをセットする際、めちゃめちゃ苦労したことが印象に残っているそうです。
初めてだもんね。
初めて子どもを乗せたら、子どもがあまりにも小ちゃくて、カーブのとき子どもの頭がグラグラして、頭を押さえながら「これは大丈夫なのか!?」って心配になったっけ。
その後はどこに行くにも一緒でした。義務だからね。
上の子を初めて保育園に預けた日は、子どもが乗ってないチャイルドシートだけが後部座席にあって、信号待ちの際など後ろを振り返りながら「〇〇(娘)がいない……」ってつぶやいた。
他の思い出といえば、下の子が2歳か3歳のとき、チャイルドシートを固定しているシートベルトが何回か外れるという事件があった。下の子はその度にチャイルドシートごと転がり、甲羅を背負った亀みたいになってもがいていた。
とても危険なので、車屋さんにシートベルトの留め具を見てもらおうと思った矢先、下の子が「ねー、これ、はずせるんだよー」と言って、手を伸ばして自分でシートベルトの留め具のボタンを押し、ベルトを外しているではないか。
息子「すごい?(ニコニコ)」
すごくねえよ。
開いた口が塞がらないとはこのことだよ。
チャイルドシートが転がってお母さん(私)はめちゃくちゃ焦ったこと、チャイルドシートを固定するシートベルトが外れた状態で事故に遭ったら大惨事になることを、それはそれは真剣に伝えた。
さすがのアホ息子も、それ以来ベルトを外すことはなくなった。
固定するのけっこう大変だしね。言うこと聞いてくれて本当に良かった。
そんな数々の思い出が詰まったチャイルドシートと、今日お別れしました。
いろんな汚れでシミだらけになった小汚ないチャイルドシート。
今までありがとう。
あらためて見たらほんとに汚かった。無事捨てられてすっきりしたわ。