王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

私の実家のグラタンにはしいたけが入っている。

グラタンにしいたけ、なんでかなと思うでしょ。私もわかんない。母に聞いてみないとわかんない。
マッシュルームの代わりに入れたのかな。私の地元のような田舎では、生マッシュルームなんてほぼほぼ売ってないから。

なぜだかしいたけが入ってるグラタン、ガチで美味いっす。
母の家庭料理の中で一、二を争う美味しさです。なんなら私の「おふくろの味」はグラタンです。あとピザトーストです。
参考

母が生きているうちに、あの味を後世(子どもたち)に伝えたい!
というわけで、母にレシピを聞きました。そしたら、普段目分量でしか料理しない母が、いつもの作り方をわざわざ計量しながらやってくれて、私に分量を教えてくれました。

サンキュー母。

しいたけ入りグラタンの美味しさを私はあまねく全ての人に伝えたいので、レシピと調理手順を書きます。

バターと調理時間をふんだんに使う、ガチなレシピです。皆様もお時間がある時にお試し下さい。

カモン。

 

【しいたけとチキンのマカロニグラタン】

〇材料(4~5人分) ※うちは昔、家族多かったんですよ。

 しいたけ 1パック(5~6個)
 鶏もも肉 1枚
 乾燥マカロニ 100g
 玉ねぎ 120g
 バター(可能な限り雪印バター)(ホワイトソース用) 80g 
 牛乳 900mL
 薄力粉 90g
 ローリエ 1枚
 塩 だいたい大さじ1弱(私も適量を模索中)
 胡椒 少々
 バター(トッピング用) 5g×グラタン皿の数
 粉チーズ 大さじ1×グラタン皿の数
 パン粉 大さじ1/2×グラタン皿の数

〇手順

1) マカロニを茹でておく。
2) しいたけを4mm幅にスライスする。
3) 鶏もも肉を小さめの一口大に切る。目安:厚さ任意×長さ25×幅4mm。
4) 2)3)のしいたけと鶏もも肉を、サラダ油またはバター(分量外)、塩コショウ(分量外)で炒め、火が通ったら皿に取る。
5) 粗みじん切りまたは薄切り(お好みで)にした玉ねぎを、バター80gで、しんなりするまで炒める。
6) そこに小麦粉を少しずつ投入し、なるべくダマにならないように練り練りしながら2~3分くらい炒める。
7) 混ぜながら牛乳を少しずつ加えた後、塩・胡椒・ローリエを入れ、焦がさないようにかき混ぜながら弱火で7~8分煮込む。最初はシャバシャバだけど、やがて嘘みたいに粘度が増してくる。これでホワイトソースのできあがり。
8) そのホワイトソースに、1)のマカロニと4)のしいたけ・鶏肉を投入し、混ぜる。ローリエを取り出す。
9) グラタン皿に8)を入れる。
10) そこに粉チーズをかけ、更にパン粉をパラパラと散らし、トッピング用バターを乗せる。
 パン粉とバターで、まろやかなグラタンにサクサクの香ばしさが加わります。
11) 焼く。
 オーブントースターなら740Wで15分くらいが目安、焦げ目が足りなければ時間を延長するかW数を上げて焦げ目をつけると良い。

〇完成図。
 ほぅら。これが昭和の家庭料理の洋食じゃい。


〇ポイントとコメント

1) 敢えてとろけるチーズは使っていません。なぜなら、母がこのレシピを開発した時代には、日本ではピザ用などのとろけるチーズは一般的ではなかったからです。そのかわり、粉チーズをたっぷり振ります。
 でも、とろけるチーズを使っても美味しいです。

2) うちの子どもたちも夫も、「しいたけがウマぁ!」って言います。このグラタン、全体的に美味いんですけど、とりわけしいたけが美味いんです。きのこ大好き小1息子が絶賛してました。

3) レシピを送ってくれた母のコメント「バターと牛乳は雪印を使うと味が違うと思います」だそうです。
 母は雪印信者です。私もバターに関しては雪印信者です。
 ですので、バターはなるべく雪印を使って下さい。マジで、雪印バターでないと母のグラタンの味が再現できない気がする。

4) ホームベーカリーでパンを焼く際、イーストを入れ忘れて、ギッチギチの小麦粉の塊ができることがあります。その塊をなんとか食べる方法はいくつかありますが、「マカロニ代わりにグラタンに入れる」も選択肢の1つです。
 しいたけと鶏肉と一緒に、グラタンにしてみませんか。

 

しいたけ嫌いな方はごめんなさい。
マッシュルームまたは別の具材をお試し下さい。