王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

チンジャオロー

うちの庭では今、家庭菜園で夫が育てているピーマンが採れる。2株しか植えてないのに、バカみたいな量が採れる。

ピーマンを大量に消費する料理といえば、まず青椒肉絲が思い浮かぶだろう。

青椒肉絲(チンジャオロースー)とは、ピーマンと肉の細切りを炒めた中華料理である。たけのこも入っている。
青椒(チンジャオ)がピーマン、肉(ロー)が肉、絲(スー)が細切り。実にわかりやすい。あれ、たけのこの立場は?

先週末、うちには大量のピーマンと、半額で買った牛肉小間切れと、春から冷凍保存しているたけのこがあった。調味料も全てあった。
ないのはやる気だけ。
大量のピーマンを細切りにするのは、ものすごいめんどくさい。種とワタを取るだけでもめんどくさいのに、細切りなんてもう。もう。……。

いっそのこと、細切りしなくていいんじゃないか。ピーマンはだいたい10~15mm幅にザクザク切って、肉は小間切れだからそのままブチ込みゃいい。片栗粉をまぶすのもめんどくさい。たけのこは細切り状態で冷凍してるのもあるけど、敢えて、たけのこご飯や味噌汁用に最適なサイズの方を使おう。味は青椒肉絲そのまんまのやり方でやろう。

そうしてできたのがこちらです。

創作家庭料理・「青椒肉(チンジャオロー)」。なんて据わりの悪い料理名でしょうか。尻切れトンボもいいとこだ。投げっぱなしジャーマンだ。
味は青椒肉絲なのに、食感が全然違うものができました。たけのこが細切りじゃなくて横切り・しかも穂先に近い柔らかい部分を使ってるから、尚更食感が違う。
でも美味しかったです。なにせ、味付けは青椒肉絲と同じなのです。生姜とオイスターソースと中華スープの素と醤油と胡椒と酒。

上の写真は、残り物を弁当に入れる前に、撮影用として特別に小鉢に盛って撮りました。しかし、作った当日は「ピーマン大量消費」の名目のもと、でっかいどんぶりにドーンと盛って、めいめい取り分けて食べました。

私は年々、野菜の大量消費が上手くなってゆく。
ピーマンはきんぴらみたいにしても美味しいです。どっちみち細切りですけどね。
うちの子どもたち(特に下の子小1)がピーマン嫌いじゃなくて良かった。