王様ホール

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ジンタレ活用法~名前のない料理

皆様のお宅に、ジンギスカンのタレは余っていませんか?
余ってないならいいです。
余らせて困っている方に、半端な(元)道民が活用法をお教えします。
 
ラム肉って何気に、豚とか鶏より高いですよね。いつもいつも食べるようなものでもないし。
実はジンギスカンのタレはラム肉だけでなく、豚肉にも鶏肉にも合います。牛肉にだけは合いませんでした。

豚小間切れを炒めてジンギスカンのタレを絡めるだけで、おかずやおつまみになります。玉ねぎ、もやし、キャベツ、人参等と一緒に肉野菜炒めにしてもいいですね。「豚肉のジンギスカン風炒め」と名前をつければ、立派に一品料理です。

あと、こないだ思いつきで作って美味しかったやつを紹介します。夫が絶賛してました。誰か名前をつけて下さい。

100g48円特売品(でなくても良い)の鶏むね肉を、厚さ10mmくらいに切ってビニール袋に入れます。そこにジンギスカンのタレを入れてもみもみし、10分~漬け込みます。
その袋に、更に小麦粉を入れて、振ってまぶします。
サラダ油を熱したフライパンで、中火で両面焼いたあと、蓋をして、火を弱めて焦がさないように焼きます。

ポイントは蓋をすること。パサつきがちな鶏むね肉が、ふっくら柔らかになります。小麦粉をまぶすことで、肉汁を逃がさず、かつ、タレの味がしっかり肉に絡みます。

あ、焼かずに揚げてもきっと美味しいです。

焼肉のタレでも多分美味しいんですが、ジンギスカンのタレは焼肉のタレよりも甘味が少なくスパイシーで醤油が強めなので、キリッとした味になります。

ジンタレ余らせてる方は、是非お試し下さい。
 
ここからは完全に蛇足ですが、最初に「半端な(元)道民」と言ったのには訳があります。

真の道民なら、ジンタレを「余らせる」ということはありません。余ったタレは近いうちに次回のジンギスカンに使うからです。
ブーム以前にジンギスカンを食べる習慣がなかった人内地の人は、ジンタレが余ったときのことまで考えずに買っちゃった人も多いんではないかと思います。
今の私は内地寄りの人間で、ジンタレを余らせる側です。しかし、幼少の頃から親しんできたジンタレの味はよく知っています。
 
それだからこそ自然に、私ならではのレシピが誕生したのです。
 
……と言いたいとこだけど、調べてみたら「ジンタレのザンギ」がいっぱいヒットするね。
なんだ、もうみんな知ってんじゃん。ジンタレが鶏肉にも合うってこと。
ちなみにザンギとは、鶏唐揚げです。唐揚げとザンギは違うっていう人もいるけど、一緒くたにしてる人もいるし、ケンタッキーを「ザンギ」って呼んでる人すらいます。道民、適当!
 
でも鶏むね肉をジンタレに漬けて小麦粉まぶして蒸し焼きにしたやつは、私の正真正銘オリジナルです。思いつきで作ったやつです。
だからこそ、私はこの料理にちゃんと名前をつけたいのです。ムニエルとは違う?