王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

「モヤモヤする」って便利な言い方だよね

我々の職場に最近、重量物を上げ下ろしするハンドリフトが登場した。
と言っても、我々の職場は製造現場ではないので、扱う重量物といってもせいぜい20~30kgくらいのものだ。
※職種バレまではしたくないので、奥歯に物が挟まった言い方ですみません。現に今、おつまみの貝ひもが奥歯に挟まっております。
 
なぜ今、ハンドリフトが登場したのか。

同じ作業をする女の子が新たに入ったからだと思う。小さくて現代っ子

ハンドリフト導入前は、自力で運搬や上げ下ろしをしていた。20~30kgくらいだと、男性ならだいたいの人は扱えるし、私のような筋力に自信のない女性でも、コツを掴めば何とか行ける。
私はわりと大きめ(そしてかなり重め)の体格であるが、以前にはもっと小さい女性も同じ仕事をやっていた。

根性論に持って行きたくはないんだけど、今までの女性社員は、なるべく自力で何とかしようという気概があった。「力じゃなくて、頭を使うのよ♪」と言っていた人もいた。

そこに今、ハンドリフトか……。

正しいなあ。

20~30kgを持ち上げるには、力でも頭でもなく道具を使うのが一番いいよ。最適解だよ。
 
何で今まで入れてくれなかったの。
きっと、私たち歴代女性が「できない」って言わなかったからだね。そして、何とかできてたからだね。
当時私たちが「重くてムリっす」と言っていれば、もっと早くハンドリフトは導入されていたかもしれない。でも、できちゃってた。
 
私を含む歴代女性社員たちは、負けず嫌いで、人に頼るのを潔しとしない人たち……と見せかけて、不器用で人に頼ることにも気を遣ってしまうシャイガールズだったんです。少なくとも私はそう。
 
今回のハンドリフト導入のきっかけになった女の子は、多分「ムリ」と言えたのだろうな。
無理やりやらせて腰を痛められるより、リフト使った方がいいに決まってる。
 
しかし、「最近の若い子はムリとか言えていいなあ……」という気持ちが湧いてきてしまったのもまた事実。すんませんね。昭和の人間なんですよう。
 
幸い今まで誰も腰など痛めませんでしたが、体を壊す前に、ムリならムリと言った方がいいですね。
でもなあ……(モヤモヤ)