王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

母がもたらしたもの

母は料理好きの専業主婦なので、テレビや新聞などのメディアで流行った料理を色々試しています。
私はといえば兼業で特に料理好きというわけでもないので、あまり新しいものは試していません。居酒屋で出てきて美味しかったサラダを再現してみるとか、ふと見かけた手軽で美味しそうなレシピを取り入れてみるとか、その程度ならやってます。
 
以前流行った「塩こうじ」「鶏ハム」は今や我が家の定番ですが、これは母経由で教えてもらったものです。
流行ってた頃は面倒くさそうだと思って自分では作らなかったけど、実家に帰省した際に豚の塩こうじ焼きとか鶏ハムが出てきて、それを食べて「何これ美味しい!」ってなって、世間の流行りよりちょっと遅れて私のブームになり、今に至ります。
 
それまではこうじ自体のつぶつぶ感や香りが苦手で、今でも甘酒飲めないんですけど、母の作った豚の塩こうじ焼きはお肉が柔らかくて美味しかったのです。今では、生こうじを買ってきて塩こうじを自作するほど好きです。豚や鶏が安いときに買ってきて、自作の塩こうじに漬けて冷凍しておけば、平日でもすぐに食べられるおかずになります。
塩こうじとして売ってるのもあるけど、変な味がしたら嫌だから、買わずに自作してる。
 
あと鶏ハム。今サラダチキンが流行ってますけど、実質鶏ハムと同じじゃない?
だったら自作します。鶏胸肉が100g38円とか48円とかで売っていたら、塩と砂糖をまぶして一晩漬けた後、ラップに包んで密閉して熱湯に入れて更に一晩自然冷却。
もともと鶏肉は大好きなので、胸肉の新たな調理法が広がって良かったです。
粗挽きブラックペッパーをまぶすも良し、ブラックペッパーとバジルとオレガノをまぶすも良し、カレー粉をまぶすも良し。色々広がります。
 
塩こうじと鶏ハムの他に、母は「そばめし」も出してくれました。関西でよく食べられているという「そばめし」を、なぜか北海道の母が作ってくれたのです。
あれも一時期流行ったけど、味付けをどうしたらいいのかわからなくて、自分では作ったことなかったです。
母が作ったそばめしは、マルちゃん焼きそばの味そのものでした。あの、3食入りの蒸し焼きそばで、粉末ソースがついてるアレ。あの味。
「どうやってこの味出してるの?」と聞くと、「マルちゃん焼きそばのソースを取っておくんだよ」と言っていました。
焼きそばを買ったら、1回はソースを使わず塩焼きそばなどにして、取っておいたソースを次回そばめしに使うと。
 
なるほどねー。美味しいはずだわー。
 
以来、私も同じレシピでそばめし作ってます。
我慢の塩焼きそばを作るときは、創味シャンタンDXで味付けすると非常に美味しい中華風塩焼きそばになります。これは私が発見しました。
 
母はいつだって偉大。