王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

終わるのが嫌

私には、今手を付けている物事が終わるのを引き延ばしてしまうクセがある。

たとえば、ある入力作業。
終わりたくないので、休憩のチャイムが鳴るまであと5分あったら、あれこれ引き延ばしてしまう。前に「私は普段から事務作業の効率化をすすめている」とか偉そうなことを書いたが、このクセが出てしまったら全く意味がない。
 
たとえば、クリア目前のRPG
装備やレベルは充分、集めるアイテムは全て集め終わった、世界中回って行けるところは全部行ってどうでもいいイベントまでクリアした、さあ後はラストダンジョンに乗り込んでラスボスを倒すだけ!
という段階に入ると、途端にやる気を無くす。
 
たとえば、あるテレビドラマ。
私は恋愛ドラマは好きじゃないんだけど、昔、珍しくハマったのがあった。当時好きだった俳優さんが主演してたこともあって、毎週欠かさず観てた。
しかし、最終回は、敢えて観なかった。わざと見逃した。
それまでのモヤモヤやワキワキ(?)が気に入っていたので、私にとって解決は必要なかったのだ。
だから私の中でそのドラマは最終回目前でストップしたままだし、未だに結末を知らない。ぐぐってもいない。
今思うと、本当に好きな物語なら結末を知りたいものだと思うので、私はやっぱり恋愛ドラマがそんなに好きではないのだろう。どっちに転んでも所詮は他人と他人の恋愛話なのだから。

たとえば、自分の恋愛。
付き合ってるのかどうか微妙な状態が一番好きだ。関係が固まってしまうとどうしていいかわからなくなる。釣った魚に餌をやらない、というより、魚の処理や世話の仕方もわからないのに魚を釣って、結果腐らせてしまうと言って良い。釣りが楽しいから積極的に始めるわけではない。みんなが釣りやってるから私も釣ってみるかな→あ、まぐれで釣れちゃった、どうしよどうしよ→放置して腐る、というイメージだ。まあ、釣ってる間は、それなりに楽しくはあるが。
何回か練習して学習したので、今は腐らせてない。と思う。
 
終わりが嫌な理由には、今まで楽しくやってたことが終わる喪失感ももちろんある。上の例でいくと、ドラマとRPGはそれだろう。

それに加えて、私の場合は、何かが終わった後に別の何かが始まるのが苦手だ。何かが始まるときは物凄いエネルギーを必要とする。入力作業と恋愛はこっちの理由だ。
入力作業が終わったら次の仕事を始めなければいけない。恋愛が終わったら今度は関係維持やこれからの展開を考えなくてはいけない。大黒摩季はいいこと言うなあ。「好きになるのは簡単なのに 輝き持続するのは~」って。

単純に、現状維持が一番楽な、めんどくさがり人間なのかもしれないです。

他にも私みたいな人いないかな。
好きなドラマの最終回を敢えて見逃すくらいの筋金入りの方は名乗り出て下さい。友達になりましょう←そしてせっかくできた友達を放置して失うまでがワンセット。