王様ホール

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「映画すみっコぐらし」感想

yamakinkin.hatenablog.com


娘と一緒に、片道1時間くらいの電車に乗って、観てきました。
「映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」。

前回の言ったように、過剰な期待を捨ててから行ったのは大正解だった。

映画はとても良かった。片道1時間かけて行った甲斐は十分にあった。
動くすみっコはかわいいし、クスッと笑える場面も盛り沢山だし、終盤は切なくて涙を禁じ得なかったし、すみっコたちの優しさにまた涙した。絶対にエンドロールまで観るべきだ。
思い出しただけでまた泣きそうになる。
 
但し、私は普段からすみっコぐらし好きで、すみっコぐらしの世界設定や各キャラの性格を把握していたからここまで堪能できたのだと思う。
あまり良く知らないのに涙腺が崩壊した、衝撃を受けたという人も多くいらっしゃるようだが、それはファンとして素直に嬉しい。できればすみっコのことをもっと良く知った上で、もう一度映画を観て頂きたい。
 
問題は、「SNSで大絶賛されてたほど大したものではなかった」という方。
そうですよね。
私も危うくそれになるところだったもん。

パステルカラーのJOKER」?
アンパンマンかと思って観に行ったら攻殻機動隊だった」?
「改札に切符を入れたらチョコが出てきたぐらいの衝撃」? 
途中から、大袈裟な言い回しを競う大会になってなかったか?
知らないで観たら予想外だった、という表現なのはわかるが、こういう喩えが独り歩きして映画のハードルを上げちゃったね。
 
これから観るという方は、なるべくニュートラルな気持ちで行って頂きたいです。

笑えて泣ける、優しい映画でした。
ファンにはおなじみのいつものすみっコぐらしの延長線上にある豪華版でした。
ファンが抱いているイメージをひとつも損なっていなかったのはお見事でした。
伏線回収など構成もお見事。

ああー。リピートしたいなー。
もっと近くの映画館に来ないかなー。
こういうときだよねー、田舎住まいで困るのは。