今大人気ですね、鬼滅の刃。
娘のクラスでも流行ってるらしく、娘が流行に取り残されるのが嫌なのと、何より私が興味あったので、先日、既刊の全巻(1~19巻)を大人買いしました。
下手な感想を書くと炎上しそうな勢いすらありますね。でも書くぞ。これから私が書くのは必ずしも「感想」とは呼べないし。
鬼滅をあんまり知らない人が初見で書く素直な印象、読んで下さい。
いや、読まなくても別にいいです。好きな人は読まない方がいいかもです。
全体的には「面白かった」と言えます。
初めはつまんなかった。世界観が特殊なこともあって、これジャンプ黄金期(1980年代)で連載してたらすぐ打ち切られるぞっていうレベルでしたが、「柱」の人たちが出てきてから面白くなった。
鬼滅はキャラがいいですね。私は漫画でしか読んでないんですが、アニメにハマった人はキャラのカラーがわかるので、コスプレし甲斐があるのでしょう。
だが、キャラの名前がかっこつけ過ぎてて覚えられないんですよ。「竈門炭治郎」「富岡義勇」ぐらいまでならいい。他の主要キャラ達よ。難し過ぎやしませんか。「ねずこ」とかどうやって変換すんのよ。
だから私も猪の人みたいに曖昧なまま行くことにした。名前が覚えにくい人は「黄色の人」「玉ジャラジャラおじさん」「派手な忍者」「蛇の人」ぐらいで言ってる。
作者、キャラ設定大好きなんだろうなーと感じた。鬼滅はキャラが全てと言っても過言ではない。
かっこよくない敵役にもきちんと裏打ちがされていて、逆に「それ必要?」っていう時がある。好きな人は好きなんだろうけどさ、話のテンポが遅くなるし、そういうのは重要キャラだけでいいと私は思った。
コミックスで話と話の間の白紙ページに作者がおまけ入れてくれるやつに、キャラのひみつとか書かれてるんだけど、あれがイタいので私はほぼ読んでない。
仮にあれでキャラに対する理解が深まったとしても、本編だけ読んで全て伝わらないとダメなんじゃないかと思う。
いや、漫画作品自体は面白いのよ。いい所いっぱいある。
やっぱり、いろんなキャラがそれぞれ活躍するところはいいですね。
これは好みもあるんだろうけど、「主人公が物凄く強い漫画」と「主人公以外も個性的でそれぞれの見せ場がある漫画」では、私は後者が好きだ。
前者はドラゴンボールやBASTARD!!、後者は聖闘士星矢やHUNTER×HUNTER。
スラムダンクやキン肉マンは中間。ワンピースはほぼ読んだことないから知らない。
脱線しましたが、鬼滅で私が一番好きなキャラは珠世さんです。
サポートキャラ、好き。サイエンティストキャラ、好き。罪を背負ったキャラ、好き。主要戦闘キャラじゃないポジション、大好き。
鬼滅で一番好きなシーンは、鬼舞辻無惨(この名前もどうなのよ)が下弦の鬼たちを召集して問い詰めるシーンです。無惨の純粋悪っぷり、唯我独尊っぷりがもうたまりません。ジョジョのDIO様にも匹敵する悪。いい。
鬼滅の刃、まだの人は話のタネに読んでみませんか?
作者の名前は……えっと……小峠?尾崎紀世彦?
※吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)、だそうです。あとうげだと思ってた。確かめて良かったー。この名前もどうなのよ。