王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

勢いが欲しい~初物を戴くこと

子どもの春休みで少し環境が変わってたり、なんとなく疲れてたりで、最近思うように文章が書けていない。昨日書くには書いたけど、面白くないなと思って公開直後に削除しちゃった。読んだ人がいたら、あれは激レアです。レアだからといって特に価値はないが。

子どもの春休みももうすぐ終わりだ。生活のリズムももうすぐ元に戻る。
前向いてこう。
 
今日は、たらの芽の天ぷらを作って食べた。
去年書いたが、うちの庭には夫が植えたタラノキがあるので、山に入らなくても・スーパーや直売所で買わなくても、たらの芽が食べられるのだ。 
たらの芽は美味しい。山菜の王様と呼ばれているだけのことはある。
子どもの頃は叔父が山に行って採ってきてたけど、私はその美味しさがわからなかったな。何ならかぼちゃの方が美味しいし。

今なら、たらの芽の美味しさがわかる。

なんか美味しい。なんか美味しいのだ←本当にわかっているのか。
香りが良くて、ほろ苦くてさ。

古くから日本人は、「初物」「旬」「とれたて」を珍重してきた。 
春になって芽吹いた山菜だとか、生き生きした魚だとか、そういう生命のエネルギーを戴いて、その瑞々しい勢いにあやかろうという考えだろう。宗教の一種よね。

でもわかる。
欲しいもん。勢い。

初物の尊さ、初物にかける思い、そういうのは、なんとなーく子どもの頃から刷り込まれてきた概念だと思う。だからこそ宗教のようなものなのだ。「よくわかんないけど大人が美味い美味い言って有り難がって食べてたな」というくらいの記憶でも、後々まで残るものだし、「そういうもの」というふうに定着する。

今日、私は、初物でとれたてのたらの芽の天ぷらを食べた。
初物は尊いという(良い)思い込みと、間違いのない美味しさで、元気が少し回復したような気がする。私の天ぷらの揚げ方も良かったしな。美味しくできた。

がんばるぞ←なんとなく。