王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

好きなものをいつ食べるか論争

好きなものを最初に食べるか最後に食べるか問題。

昔から論争になっている。
結論なんか出るわけない。どっちもメリットもデメリットもあるし、個人の考え方による部分が大きいからだ。

自分だったらどうかなーと考えた場合は「中間」である。面白くもなく日和見的な、それでいて第三の選択肢むりやりひねり出してきた的なイタい意見に見えるかもしれないが、私にとってはそれが答えなんだから仕方がない。
目玉焼きに醤油かける?ソースかける?って言ってる場で「塩胡椒」って言う奴の意見に見えるでしょ。そうだよ。私は実際塩胡椒だよ。目玉焼きに醤油は要らないし、ソースなんか論外だ。仕方ないでしょ、塩胡椒の目玉焼きが一番美味しいんだから。

好きなものを最初に食べる派いわく、「お腹が空いていて好きなものを一番美味しく食べられるのは最初だ」「適温で一番美味しいうちに好きなものを食べたい」「最後まで残しておいたらお腹いっぱいになって美味しく食べられない」「食事の最中に災害や戦争が起こるかもしれない、だから後悔しないように最初に好きなものを食べておく」。

好きなものを最後に食べる派いわく、「楽しみは最後まで取っておきたい」……あと何かあったっけ。なくてもこれが全てなんじゃないかな。

これ、 何を思い浮かべているかでも違う。よく例に挙がる「ショートケーキのイチゴ」かもしれないし、私が真っ先に思い浮かべた「おかずが沢山入ってる仕出し弁当の中の唐揚げ1個」かもしれないし、「懐石料理の3切れのマグロの刺身」かもしれない。
だから尚更結論なんて出るわけない。

私が提唱する「中間」ならいいとこ取りできると思うんだけどな。好きなものを目の前にして自分を焦らしつつ他のもの食べて、好きなものが適温を逃す前、自分のお腹もいっぱいになる直前のちょうどいい頃合いに好きなものに手を伸ばす。これっしょ。

だが現代の世知辛い世の中は第三の意見に耳を傾けてくれるほど寛容ではない。
「好きなものは最初か?最後か?絶対どちらかに付くこと」って言われたら、私は迷わず「最後」である。

※ここからは煽り全開で「最初」派を口汚く罵ります。でも実際のところは、他人がどんな順番でメシ食おうがいっこうに構いませんし興味もありません。

だいたい、好きなものを最初に食べるなんて動物のすることだ。次の瞬間生きていられる保証がない動物のすることだ。浅ましい。
好きなものを最初に食べる派の「途中で災害や戦争が起こるかもしれない」は動物的本能としてわからんではないけど、それだったら常日頃から「今食べたい好きなもの」ばっかり食べてないといけない理屈になりますよ。わかりますか?
「死ぬまでに食べておきたいもの」は全部今この瞬間に食べないと理屈に合いませんよ。だって今ミサイルが落ちてくるかもしれないんでしょ?後悔したくないんでしょ?
そんなレアケース、考慮するまでもない。例えば外に出て歩いてたら暴走車が突っ込んできて死ぬかもしれない。災害や戦争が起こる確率より遥かに高い気がしますが、それでも普通に外行くでしょ。行かないの?
 
「最後まで残しておいたらお腹いっぱいになって美味しく食べられない」。バカじゃねーの。自分の腹具合もわかんねーの。お腹いっぱいになる前に食えよ。食えなくなるまで食うなよ。やっぱり好きなものを最初に食べる派の奴の知能は動物並みか。

あと、好きなものを最初に食べちゃったら、さほど好きではないものを食べながら「最初に食べたアレ美味しかったなー」「もういっこ食べたいなー」って別種の後悔が来るでしょ。災害などが起こらなかったとして。
一番食べたいものを最後に残しておけば最高の状態でフィニッシュできる。「やっぱコレうめーーーー!!!!」ってなる。気持ちよくごちそうさまできる。終わり良ければ全て良しってね。

結論:好きなものを最初に食べる奴は浅ましく、好きなものを最後に食べる奴は食いしん坊。
 
あと、きのこの山なんかよりたけのこの里の方が断然美味い。